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双葉は前田・奥村組・鴻池組JV!
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大熊は清水・竹中土木・東洋建設JV!
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東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う除染で出た汚染土壌などを長期に保管する中間貯蔵施設(福島県大熊、双葉両町)の本体施設初弾工事で、「平成28年度中間貯蔵施設の土壌貯蔵施設等工事(双葉町)」は前田建設・奥村組・鴻池組JV、「同(大熊町)」は清水建設・竹中土木・東洋建設JVがそれぞれ落札者となったことが分かった。両JVは来週に環境省と契約を結ぶ予定だ。契約後さまざまな事前調査と詳細設計を進め、今秋の着工を見込む。受け入れ・分別施設の試運転は2016年末から17年1月ごろで、17年秋ごろから貯蔵を開始する。
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2件の工事はWTO(世界貿易機関)対象の施工体制確認型総合評価落札方式(標準型)一般競争入札を採用し、3月30日に公告。5月27日に入札し、同30日に開札していた。
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内容は、性能発注の受け入れ・分別処理工事と数量発注した土壌貯蔵施設工事。仮置き場や保管場から受け入れ・分別施設、同施設から貯蔵施設などへの汚染土壌の輸送、運搬も含む。
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概要は、汚染土壌などの受け入れ・分別処理に必要な荷下ろし、破袋、1次分別、2次分別、濃度分別に必要な設備の設計・建設・処理・解体・撤去工事と、土壌貯蔵施設の設計・築造、福島県内の仮置き場に保管されている汚染土壌などの埋め立て。工期は19年3月29日まで。
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中間貯蔵施設初弾業務の「平成28年度大熊町における廃棄物処理業務(減容化処理)」は、三菱重工環境・化学エンジニアリング・鹿島JVが担う。
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