大阪・のぞみ薬局経営者ら逮捕:調剤報酬・詐取!

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架空請求・1430万円詐取容疑!
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調剤報酬約1430万円を詐取したとして、大阪府警生活環境課は5月25日、大阪市住吉区の「のぞみ薬局」経営、原田実(65)=堺市堺区=と同薬局営業部長の東野晴之(57)=奈良県葛城市=の両容疑者を詐欺容疑で逮捕した。2人とも容疑を認めており、原田容疑者は「お金欲しさに架空請求した」と供述している。
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逮捕容疑は2012年12月~15年2月、奈良県内の二つの病院に計24回通院し、うその病状を告げて院外処方箋を受け取った。その後、のぞみ薬局で調剤したと偽った調剤報酬明細書(レセプト)を申請。葛城市から計23回にわたり調剤報酬計約1430万円を詐取したとしている。
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府警によると、通院したのは東野容疑者で、「メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に感染した」などと偽り、抗生物質560錠分(計730万円相当)、漢方薬約2万1300グラム分(計780万円相当)の処方箋を病院側に作成させた。漢方薬は処方通り飲むと、65年分の量に当たるという。
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「大量の薬を処方している薬局がある」と情報提供があり、府警が今年2月に薬局などを家宅捜索していた。
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大阪市住吉区で「のぞみ薬局」を経営する原田実容疑者らは、奈良県内の病院を受診して交付された処方箋について自分たちの薬局で調剤したように装い、おととし5月までのおよそ1年半の間に調剤報酬およそ1430万円を奈良県葛城市からだまし取った疑い。

警察によると、原田容疑者らは1錠およそ1万3000円の高価な薬の処方箋を悪用するなどして、架空請求を23回繰り返したという。原田容疑者は、「お金ほしさに調子に乗って架空請求をした」と容疑を認めている。
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