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震災被害の農業復興談合!
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東日本大震災で被害を受けた農業用ハウスの復旧工事で談合を繰り返したとして、公正取引委員会が独禁法違反(不当な取引制限)で、井関農機(松山市)などメーカー5社に計約6億円の課徴金納付を命じる方針を固めたことが12月21日、分かった。
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他に納付命令を受けるのは、渡辺パイプ(東京都)、サンキンB&G(大阪市)、イノチオアグリ(愛知県)、大仙(同)。談合に関わった三菱マヒンドラ農機(松江市)を含めた6社に、再発防止を求める排除措置命令も出す方針。
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調査を受けていたヤンマーグリーンシステム(大阪市)は調査前に違反を自主申告したとみられ、命令を免れる見通しだ。
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関係者によると、各社は2012~15年、被災地の市町村が発注した農業用大型ハウスの建設工事で、入札前に話し合って受注業者を決めていた。工事費の一部は国の復興交付金だった。
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