大阪・障害者施設:岸和田光生療護園・常習暴行!

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20代の男性職員ら3人を逮捕!
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防犯カメラの映像解析で発覚!
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大阪府岸和田市の障害者支援施設「岸和田光生療護園」で2024年2月、入所者を繰り返し暴行したとして、大阪府警は4月25日、20代の男性職員ら3人を暴力行為等処罰法違反(常習暴行)容疑で逮捕した。府警は、介助が思うように進まないことに職員らが不満を募らせ、暴力で入所者を従わせようとしたとみている。
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捜査1課によると、逮捕されたのは介護士の白間慎吾(26)▽ベトナム国籍で施設職員のドン・ドゥック・カイン(28)▽同、ダン・タイン・ズオン(24)――の3容疑者。
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逮捕容疑は施設内の共有フロアで2月下旬、それぞれが別の機会に、身体・知的障害がある入所者の男性(当時50歳)の顔を殴ったり、体を足で蹴ったりする暴行を繰り返した。顔を殴られて床に倒れた男性を再び立ち上がらせ、さらに蹴るといった暴行や、頭や顔を10回以上連続で殴った後に耳や鼻をつねるという執拗な行為も発覚した。男性にけがは確認されなかった。
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白間容疑者は「何度言っても(男性が)言うことを聞いてくれないのでイライラがたまり、殴ったり蹴ったりした」と話し、カイン容疑者も「忙しい時に暴れるのでたたいた」と容疑を認めているという。ズオン容疑者は「全く心当たりがありません」と否認している。府警はもう1人の職員も関与したとみている。
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府警によると、入所者の男性は3月4日、施設内でぐったりした状態で見つかり、死亡が確認された。医師の診断では病死とされた。しかし、葬儀が終わった3月8日、遺族が死亡の経緯を調べるよう施設側に要望。施設側は調査により虐待の可能性があると判断し、同15日に府警へ申告した。
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捜査関係者によると、常習暴行の疑いがある4人とは別の職員から、死亡直前に暴力を受けたとみられる様子が防犯カメラの映像に残っていた。この職員は3月下旬、大阪府内で死亡しているのが見つかった。状況から自殺とみられる。
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逮捕された3人による行為も、防犯カメラの映像を解析して発覚。数日間にわたって暴行を繰り返す様子が確認されたことから、府警は悪質性が高いと判断し、刑法の暴行容疑より法定刑が重い暴力行為等処罰法違反(常習暴行)容疑を適用した。
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岸和田光生療護園は岸和田市の社会福祉法人「光生会」が運営している。光生会はもう一つの系列法人とともに、大阪府内で介護老人福祉施設や放課後等デイサービス事業などを手がけている。
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光生会の川口光國理事長は4月25日、岸和田市内で記者会見し「虐待を防ぐ対策は取ってきたつもりだが、結果的に足りず申し訳ない」と陳謝した。逮捕された職員について「勤務態度に問題があるようには見えなかった」と述べた。今後、第三者委員会で再発防止策をまとめる考えを示した。

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