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車両火災に伴う損傷で通行止め!
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9月5日午前1時ごろ、相生市と赤穂市にまたがる山陽自動車道尼子山トンネル内の西行き車線で、大型トラックから出火した。
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火災現場は西端に近く、そばに止まった車から順に東に向かって延焼したとみられる。視界不良で後続のトラックと乗用車計9台(当初発表)が絡む追突事故が発生した。
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トンネル内では火災影響で照明が消え、天井などのコンクリート片が落下、飛散するなどした。炎上したトラックのそばに停車した複数の車にも延焼して煙が充満し、視界が悪い状態が続いた。
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尼子山トンネルの下り線で大型トラックから出火。11台程度(うち大型車7台)が関係する事故に発展。6日10時現在もトンネル内において消火作業中としており、複数台が関係する車両火災事故処理のため、通行止めを継続しているという
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下りでの消火作業は完了したものの、トンネル内は現在も多数の焼損車両やコンクリート塊が残されている状態だという。さらに火災の影響でトンネルの損傷が甚大で、早期の通行確保と復旧を目指しているものの、「通行止め解除まで相当な期間を要する」としています。
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NEXCO西日本によると、「下り線は火災の影響による損傷が甚大であり、通行止め解除まで相当な期間を要することが想定されます」ということです。内部のコンクリートなどが崩落したトンネル内の写真を見た人からは、「何か月かかるのか……」と心配する声も上がっているほど。
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西日本高速道路 現場を報道陣に公開・施工は鹿島!
西日本高速道路は11月15日、9月の車両火災に伴う損傷で通行止めが続く山陽自動車道下り線尼子山トンネル(兵庫県相生市―赤穂市)の復旧工事現場を報道陣に公開した。帰省やUターンで混雑する年末年始を見据え、12月下旬の通行止め解除を目指す。
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全長592mのうち東側の約200m区間は特に損傷が激しく、トンネル内部のコンクリートを重機で厚さ20cmほど削り取り、新たにコンクリートを打ち付けている。15日は高さ約6mの移動式型枠を据え付けたり、型枠にコンクリートが流し込まれたりする様子が公開された。
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損傷が比較的少ないトンネル中ほどの約170メートル区間では、高圧の放水で劣化したコンクリートを剥ぎ取った後、樹脂塗装する作業がおおむね完了した。これら損傷区間の工事を終え次第、照明や配水管、路面標示といった設備の復旧に取りかかる。
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西日本高速道路姫路高速道路事務所の吉田英樹所長は「コンクリートを削る作業が難航したが、工程は順調だ。一日も早く復旧させたい」と話した。
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火災は9月5日未明に発生した。下り線は現在も播磨ジャンクション―赤穂インターチェンジ間で通行止めが続き、迂回路となっている岡山県内の国道2号などで車の通行量が増えている。
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