プーチン大統領:経済協力でオーストリア訪問?

.
ロシアとは中立的友好国!
.
対露包囲網切り崩しが狙いか!
.
.
ロシアのプーチン大統領は6月5日、ウィーンを訪問し、オーストリアのクルツ首相らと会談した。プーチン氏は5月に通算4期目の大統領に就任してから初の外遊で、欧州連合(EU)の中でロシアとの協力に前向きなオーストリアに接近し、欧米の対露包囲網を切り崩す狙いがある。
.
今回の訪問は1968年、旧ソ連がオーストリアへのガス輸出で合意してから50年を記念している。プーチン氏は記者会見で、オーストリアに天然ガスを2040年まで供給するなど経済協力の強化を発表。「(両国は)欧州のエネルギー安全保障に貢献する」と強調した。
.
オーストリアは冷戦時代から旧ソ連に中立的な政策を敷いており、対露関係は良好だ。今年3月に英国南部で元ロシア情報機関員への暗殺未遂事件が起こった際も、多くのEU加盟国はロシア外交官の追放に踏み切ったが、オーストリアは同調しなかった。
.
クルツ氏はオーストリアが7月からEU議長国になることを踏まえ、EUとロシアの関係について「対話を通じて状況を改善することが望ましい」と述べ、前向きに取り組む姿勢を見せた。
.