首都高清掃:汚泥約9.5t・側溝に不法投棄!

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日本ハイウエイ・サービス首都羽田事業所所長ほか!
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首都高清掃で不法投棄容疑・男3人逮捕!
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首都高速道路の清掃で集めた汚泥約9.5トンを不法に道路の側溝に捨てたとして、警視庁生活環境課は、廃棄物処理法違反の疑いで、産業廃棄物収集運搬会社「日本ハイウエイ・サービス」(東京都新宿区)の首都羽田事業所所長、山本良一容疑者(57)=千葉県市川市行徳駅前=ら男3人を逮捕した。汚泥は東京湾につながる川に流れ出ていた。
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生活環境課によると、ほかの2人は、同社の下請け会社「東信道路サービス」(東京都板橋区)の社長、三井田勝容疑者(48)=埼玉県和光市新倉=ら。
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逮捕容疑は、2~10月の6回にわたり、首都高中央環状線などで集めた汚泥を、東京都大田区羽田空港の日本ハイウエイ・サービスの敷地出入り口付近の側溝に流したとしている。
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生活環境課によると、押収した資料から、今年5~8月の道路清掃車による作業で回収した計約240トンの汚泥を不法廃棄したとみられ、適正に処理した場合、費用は約760万円かかる。首都羽田事業所では、少なくとも1994年ごろから23年間、同じ方法で捨てていた。
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生活環境課は11月17日、同法違反容疑で法人としての両社と、東信道路サービスの作業員ら8人も書類送検した。山本容疑者は「捨てたのは水に土などが混じった濁り水でごみではない」と容疑を否認している。
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捜査関係者によると、匿名の情報提供があり、所長らの不法投棄が浮上した。道路清掃車は、路面や溝の泥、ごみなどを水を放出しながらブラシをかけて吸引する仕組み。汚泥には、道路に付着した泥や砂などのほかに、たばこの吸い殻なども含まれ、東京湾につながる海老取川(東京都大田区)に流れ出ていた。同所ではハゼやテナガエビなどが棲息し、釣りを楽しむ人も多い。
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