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法人の罰金・400万円!
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山梨県などが発注した公共工事の産業廃棄物を不法投棄したとして廃棄物処理法違反に問われた南部町の建設会社「皐月(さつき)土建」の元社長・望月修治被告(50)に対し、甲府地裁は28日、懲役2年、執行猶予3年、罰金70万円(求刑・懲役2年6月、罰金70万円)の判決を言い渡した。法人としての同社は罰金400万円(同・罰金500万円)とした。
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望月千広裁判官は「廃棄物は92トンと多量かつ組織的に廃棄されていて、期間も長期にわたり悪質」と述べた。
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判決によると、望月被告は14年6月~15年4月ごろ、県と南部町が発注した公共工事の現場から出たコンクリートや木くずなど約92・44トンを、同社敷地内に不法に捨てた。
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事件は、2017年2月8日、県と南部町が発注した公共工事で発生した産業廃棄物を不法投棄したとして、廃棄物処理法違反容疑で、同町内船、「皐月(さつき)土建」前社長、望月修治容疑者(49)と現社長の市川司容疑者(58)、従業員の吉田登容疑者(61)を逮捕した。
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県警生活安全捜査課によると、皐月土建は同町内船の急傾斜地崩壊対策工事など、県と南部町がそれぞれ発注した計5件の公共工事を受注。当時社長だった望月容疑者らは平成26年6月から約1年間に、現場から発生したコンクリート殻や木くずなど計約92トンを同社が管理する残土処理場にみだりに捨てたとしている。
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県警に27年12月、情報提供があり、28年4月に現地を確認したところ、ガラス片やコンクリート殻などが出てきたため、捜査を続けてきた。
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県警は8日、工事を発注した県の峡南建設事務所身延河川砂防管理課(身延町梅平)を家宅捜索し、関係書類を押収した。
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捜査関係者によると、廃棄物処理の際に発注者側が記入する管理表が偽装された疑いもあるとして、強制捜査に踏み切った。南部町に関しては、県への捜査結果を踏まえ、対応を判断する方針だ。
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