九州ガスのM&A:現地から情報がきた!

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「㈱ケンコー」7月20日をもって九州ガス㈱傘下に!
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昨日の本紙記事を見て、読者より連絡が入った。
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昨日の記事では「K社」となっていたが、読者からは「時津の㈱ケンコーで昨日、九州ガス社長も出席し、7月20日をもって㈱ケンコーは九州ガス㈱の傘下に入る」と発表されたということで、K社は㈱ケンコーの事でしょうねと尋ねと確認が入った。
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K社は、時津町にある㈱ケンコー(田中準社長」の事であります。
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㈱ケンコーが九州ガス㈱の傘下に入る事になったが、九州ガス㈱にとってはキーポイントとなる鋼工業の会社(Hグレードでは中堅会社)㈱ケンコーが買収できたことで、エネルギーだけでなくデベロッパー事業に進出することも、工場建設受注もできることになる。
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㈱九州ガスホールディングス傘下の建設に関連する企業
・総合建設 ㈱吉次工業 
・上下水道・空調衛生・ガス設備 九州テクノ㈱
・鋼板切断加工 ㈱九州メタルテックス(鋼材の西九州鋼板㈱を買収し合併後、2019年1月1日に解散)
・不動産業 ㈱ティーピーコーポレーション
・電気工事 脇電設
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上記の業種を見て、手に入れたいのは鉄鋼業であろう。これで、建設土木の構造物には万全の体制が取れるというものだ。問題は会社売買価格であろう。現体制(田中準社長)になってまだ日が浅く、経理上問題なくても元親和銀行の出身者。旧経営陣(中橋親子)の時にあった借入金約12億円は今どの程度返済され、残がどの程度あるのか。

それと、旧経営者中橋親子から提供させていた1億5000万円余りの個人資産は、没収しているようだが、何に使われたのか。当時のキャッシュフローはマイナスで当時の親和銀行本店は㈱ケンコーの資金繰りで入金予定を担保に短期融資、集金時に回収を繰り返していた。銀行は短期融資の度に回収保全を確実にしていたが、中橋親子は街金からの借入をも含め累積金の返済も放棄され、会社株券95%所有も銀行に取り上げられた。言葉では、立ち直ったら返すと言われても、遂には会社から放逐されたのが、縁の切れ目で㈱ケンコーの株主は㈱福岡キャピタルパートナーズだ。今回のM&Aは最低でも10億円、通常なら15億円は下らないだろう。
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さて、会社所有が移転される7月20日に向け、本紙は旧経営者に取材し、その内容を掲載してゆこうとおもう。
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