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その2工事・シールド工事入札公告へ!
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兵庫県西宮市は、下水道の合流改善を目的にJR神戸線以南に雨水用の下水管を整備する。合流区域(1240ha)を対象に大規模な管渠を敷設する計画で、豪雨時は浸水対策用の貯留管として活用する。16年度は仕上がり内径3250mm大口径シールド工事の発注を予定しており、今秋にも一般競争入札の手続きを開始し、年内に施工者を決める。
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市では10年3月に下水道ビジョンを策定。浸水対策や合流式下水道の改善などを主要施策に位置付け、10年に1度の降雨(時間降雨55mm)に対応できるよう、過去に浸水被害が相次いだ地区から優先的に管渠の増設や雨水貯留施設などの整備を進めている。大規模貯留管もその一つとして整備する。
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貯留管は、市南部を東西に走る臨港線を主要ルートに各地に点在するポンプ場をつなぐ形で整備する。浸水被害が多い東側地域は内径3250mmの管渠を敷設する。将来的にすべてのポンプ場をネットワーク化することで浸水被害を大幅に軽減する。
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本年度に工事を発注するのは「公共下水道新設(合流貯留管その2)工事」。鳴尾浜公園東側に設置する発進立坑(アーバンリング工法、内径12m、深さ24メm)から市道の直下を北進し、市立西宮東高校グラウンド北東側に到達する。発進立坑は「その1工事」(施工は大喜・難波JV)として発注済み。
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シールドの仕上がり内径は3250mm。延長は809m。現在のところ泥土圧式を想定しているが、現在進めている詳細設計の中で掘進工法を決める。
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その2工事では到達立坑のほか、発進立坑と浜甲子園運動公園内にある既設到達立坑を結ぶ推進工(内径800ミリ、延長45メートル)も発注する。工期はシールドマシンの製作期間を含めて約2年を見込む。
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既設のポンプ設備を利用するほか、立坑内にもポンプ設備を新設し、24時間以内に雨水を排水する。18年度内の完成を目指す。
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発進立坑は10月ごろの完成を予定しており、順調にいけば同時期に一般競争入札の手続きを開始し、年内にも施工者が決定する。
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引き続き上流側の整備を始めたい意向で、次期区間は上田南ポンプ場と今回の到達立坑を結ぶルートになる模様。仕上がり内径は3250mm。急曲線区間が多く、設計を進めながらルートや整備時期を判断する。
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