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早期に設計プロポ!
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事業費・約116億円!
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熊本県八代市は、2016年度予算案に基本・実施設計費など新庁舎建設事業費1億1152万5000円を計上した。内訳は基本・実施設計業務委託費9367万1000円(17年度までの債務負担1億3905万円)、オフィス環境整備支援業務委託費1513万5000円(20年度までの債務負担1665万9000円)のほか、それぞれの業務のプロポーザル経費や市民検討委員会の経費、先進地視察など。予算が認められれば、16年度早期にプロポーザルを実施し、設計者を選定する。
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現庁舎の老朽化と耐震性能不足、施設の分散化などの課題解決に向け、八代東高校グラウンド跡地を含む現在の本庁舎敷地周辺に新庁舎を建設する。基本構想策定業務は日建設計が担当新庁舎建設市民検討委員会を設置し、協議を進めている。
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市が、市議会庁舎建設特別委員会に示した基本構想素案の修正案では、一部諸室の面積を縮小し、執務スペースや議会関係など庁舎の基本機能部分が延べ1万8390㎡、総合窓口機能、防災拠点、行政支援、交流・情報発信などのまちづくり拠点機能が約延べ1470㎡とし、全体延べ床面積は2万3500㎡から1万9860㎡に縮小した。これに伴い、建築工事費が117億5000万円から約99億円に圧縮され、設計や解体など全体事業費も約116億円となった。
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市は、市議会などと協議を進め、早急に基本構想をまとめる。16年度から基本設計に着手し、18年度の着工、20年度の完成を目指す。
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