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懇親会、タクシー代に流用!
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大阪府立急性期・総合医療センター(大阪市住吉区)の幹部らが、救急隊員への指導料として大阪市などから支払われた委託金を個人の口座に「裏金」としてプールし、約910万円を不適切に流用していたことが3月18日、分かった。講演での講師代なども含まれ、少なくともここから2000万円超を備品購入や懇親会の補助などで使用。
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懇親会費の補助や職員のタクシー代などに充てたという。
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指導料は本来、医師が搬送中の救急隊に電話で指示したり、隊員向けの実習を行ったりした際、病院に支払われる。大阪市が医療センターに業務を委託する形だった。
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府と病院を運営する地方独立行政法人大阪府立病院機構によると、担当する救急診療科の部長が口座を管理し、前の部長から引き継いでいた。機構は院長と現部長を減給処分とし、2人と前部長らに返還を求める。
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口座は2000年に開設。機構が調査可能な過去10年間を調べると、指導料約5200万円の入金があり、支出は約3700万円だった。このうち少なくとも約910万円が不適切とされ、規定額を超えた出張費の補助にも充当されていた。
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機構は「私的流用が目的とは認められないが、本来は病院会計に入るべきで不適切だ」と謝罪した。府はセンターに、年間約28億円の運営費負担金を支出している。機構は救急診療科の部長を経験した現在の院長と、現職の担当部長を減給処分とする方針。機構の担当者は「理事会に報告するまで説明はできない」と話した。
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医療センターは病床数768で、総合内科など33の診療科を持つ大阪府の救急医療の中核病院。地方独立行政法人大阪府立病院機構が運営し、機構によると、18日に臨時の理事会を開き、こうした問題を報告するという。
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