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国民民主党は「対決より解決」を!
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男性45%「期待しない」!
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国民民主党は9月4日午後、臨時党大会を東京都内のホテルで開き、党代表選の投開票を行う。玉木雄一郎共同代表(49)が津村啓介元内閣府政務官(46)を抑えて新代表に選出された。任期は平成33年9月までの3年間。
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代表選で玉木氏は、自身が主導した「対決より解決」路線の意義を強調し、第3子を出産した家庭に1千万円を給付するなどの独自の政策を提唱した。津村氏は野党共闘重視路線への党運営転換を訴えた。
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国民民主党・津村啓介衆院議員は「この党は今、消滅危惧政党だ。この現状を打破したい」と述べた。
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国民民主党・玉木新代表は「今一度、私にこの党を率いていく、党勢拡大し、国民の信頼を得る政党にするチャンスを与えていただきたい」と述べた。
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玉木氏は、国会議員票のおよそ7割を獲得したほか、党員・サポーター票でも津村啓介衆院議員を圧倒し、新代表に選出された。
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玉木氏は就任会見で、「厳しく総理や閣僚に迫りたい。臨時国会開会までが勝負」、「論戦の先頭に立って、バッタバッタなぎ倒していく」など、安倍政権と対峙(たいじ)していく決意を強調したが、党の支持率は1%前後と低迷を続けていて、2019年の参議院選挙と統一地方選挙に向けた党勢の拡大は、喫緊の課題。
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こうした中、玉木、津村両陣営は代表選挙のあと、異例とも言える合同での集会を開き、互いの健闘をたたえ合ったうえで、一致結束して党を立て直していくことをアピールした。
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一方、立憲民主党の福山幹事長は、玉木氏が選出されたことを受け、「切磋琢磨(せっさたくま)して活動していけるよう、ご健闘いただきたい」とエールを送る一方、玉木氏が提案する、2019年の参院選に向けた野党合同の選挙対策本部を設置することについては、「現実的だと思わない」と、否定的な考えを示した。
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【産経・FNN合同世論調査】
産経新聞社とFNNの合同世論調査では、9月4日投開票の国民民主党代表選に絡み、同党への期待について尋ねた。
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安倍晋三政権と対決するだけでなく「提案も行う政党」が42.2%で最多で、「対決を重視する政党」は15.0%だった。半面、同党に「期待していない」が39.0%に達した。
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代表選は、対決重視の津村啓介元内閣府政務官が「対決より解決」を掲げる玉木雄一郎共同代表に挑む構図で、世論調査では玉木氏が「優勢」となった。しかし、政党支持率は0.7%(前回比0.1ポイント減)とさらに低迷の度を深めた。
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男女別にみると、男性の期待の低さが目立ち、「期待していない」が45.5%にのぼった。
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