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認可に“待った”せよと前川!
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大臣が答申通りに認可する必要ない!
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加計学園の獣医学部で文部科学省の大学設置・学校法人審議会が、2018年春の新設を認める見通しだ。
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これに関し、前川・前事務次官は、「設置審の答申があったら、すぐ文科大臣が設置認可をするのはおかしいと私は思います。負えない責任まで負うことになる。本来、国家戦略特区諮問会議で判断すべきことを含めて、文科大臣が責任を引き受けることになってしまう」などと話した。
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設置審は11月10日にも、林文科相に加計学園の獣医学部を認可するよう答申を行う見通しで、最終判断を行う林文科相は、すでに設置審の答申を尊重する意向。これについて、前川・前事務次官は、「加計学園の獣医学部に限っては、設置審だけでは判断できない」として「大臣は、答申通りに認可する必要はない」と述べ、加計学園の獣医学部新設を認めた、内閣府の国家戦略特区諮問会議を再検証するよう、あらためて求めた。
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こうした中、立憲民主党はきのう、「森友・加計問題」を追及する会合を開き、加計学園獣医学部の新設の審査過程について、文部科学省などからヒアリングを行った。逢坂議員は冒頭で、「きょうを再スタートにして、問題の解明をしっかりとする」と述べた。
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会合では、2日に審議会の専門家委員会が開かれたことや、10日に学部設置の認可が答申される見通しであることについて、質問が相次いだが、「審査を行っている最中は、日程を含めて非公開」とする文科省側と、議論は平行線になった。
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民進党が分裂したことで、立憲民主党が追及チームの会合を開くのは初めてで、希望の党も同様の会合を開く予定だ。
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無能国会議員による国会審議の無駄時間消費と国会お祭り騒ぎが再開されようとしている。新味のない野党の追及合戦には国民も少々飽きが来ている。ほかにやることがないので、加計学園問題で首相追及を再開するのだろう。
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国会質疑に手ぐすねを控えているが、自民党は11月7日、衆院での質問時間の配分が野党に大きく偏重しているとする調査結果を公表した。平成26年12月の衆院選以降、予算委員会での委員1人あたりの平均質問時間は与党21分、野党4時間16分で、12倍の開きがあった。森山裕国対委員長が7日の総務会で報告した。
当時の衆院当選1回生が各委員会で質問した回数の平均は自民党6・94回、民進党28・36回で、4倍の格差があった。当時の2回生は自民党7・0回、民進党は7倍以上の53・65回だった。
衆院は質問時間を野党に手厚く配分するのが慣例で、現在は「与党2割、野党8割」が原則となっている。自民党若手からは「質問の機会が回ってこない」との不満が出ており、森山氏は今国会の予算委で配分を見直したい考えだ。
一方、希望の党の大島敦幹事長は7日、産経新聞の取材に「与党は法案提出前に部会で議論できる。情報量が圧倒的に違うのだから、野党の質疑時間は今より多くてもいい」と述べ、反論した。
野党は今国会も質疑の多くを森友・加計学園問題に割く構えで、立憲民主、希望両党は7日、それぞれの党内会合で安倍晋三首相にさらなる説明を求める方針を確認した。