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28日正午~立入り禁止区域を拡大!
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宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島連山の硫黄山について、地元の宮崎県えびの市は火山ガスの濃度が高まっているなどとして、しました。
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硫黄山ではここ数日、山の隆起を示す地盤の変動が観測されていて、気象庁は噴気や火山ガスなどの突発的な噴出に注意を呼びかけています。
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霧島連山のえびの高原の硫黄山周辺では、地元のえびの市が火口周辺の400m四方に加え、この区域のさらに西側のおよそ5万㎡を警戒区域に設定し、立ち入りを禁止している。
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これに加えて、えびの市はこの周辺でも火山ガスの濃度が高まっているなどとして、28日正午から、山の西側の警戒区域を南西方向におよそ2万㎡拡大するとともに、山の南西側のおよそ1500㎡を新たに警戒区域に設定し、立ち入り禁止にした。
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市によると、新たに立ち入りが禁止された区域の周辺では、26日の観測で県の定めた基準を超える高い濃度の火山ガスが検出されたほか、山の南西側の区域では、ことし2月に新たな噴気が出ているのが確認されたということです。
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また、付近を通る県道1号線については車で通過することはできるが、歩行が禁止される区間が、およそ350mから倍のおよそ700mに広がった。
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硫黄山では今月25日以降、山の隆起を示す地盤の変動が観測され、気象庁は「活火山であることに留意」を示す噴火警戒レベル1を継続するとともに、噴気や火山ガスなどの突発的な噴出に注意するよう呼びかけている。
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≪専門家「大型連休で観光客は危険性認識を」≫
霧島連山の火山活動に詳しい鹿児島大学の井村隆介准教授は、「現在の噴火警戒レベルは、『活火山であることに留意』を示す『1』だが、火山活動が高まっていて、レベルは『火口周辺規制』を示す『2』に近い状態だと考えられ、今後、別の場所で噴気が出たり、小規模な噴火が発生したりすることもありえる」と話している。
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さらに、「噴気が出ている場所に近い登山道がまだ規制されていないが、決して安全ではないことを観光客は知っておくべきだ。大型連休で多くの人が訪れる時期でもあり、地元の自治体には、観光客にしっかりと情報を伝えたうえで、火山活動が急に高まった時の対応を考えておくことが求められる」と話している。
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