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注意されたのに「うっかり」?!
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毎日新聞と上毛新聞2つに議員が犯した違法ニュースが掲載されている。その内容を以下に掲載する。
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“群馬県渋川市議会の望月昭治議長が森林法に基づく地域森林計画区域内にある同市の山林で、伐採届などを出さないまま木を切っていたことが、毎日新聞が入手した市の資料で分かった。望月氏は市から無断伐採しないよう注意、指導を受けていたが、その後も同法に抵触する行為を行っていたとみられる。
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◇望月議長「うっかりしていた」
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資料によると、望月氏は2018年1~2月ごろ、市に伐採届を出していないのに、計画区域内の同市赤城町南赤城山で家族が所有する山林の木を伐採。17年11月にも、すぐ近くにある三つの地番の土地の山林で木を伐採した。その際には市に届け出をしていたが、うち一つの地番を書類に記載せず、市から「今後このようなことがないように」と注意、指導されていた。このことから、18年の伐採は森林法違反と認識していたとみられる。
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また、計画区域内の同市赤城町溝呂木にある同じ家族の土地3カ所(計1・6ヘクタール)の山林で木を伐採するなどの開発行為をしていたにもかかわらず市に1カ所(0・7ヘクタール)しか伐採届(11年6月提出)を出していなかった。本来、1ヘクタール以上の山林で開発行為を行うには知事の許可が必要になるが、無許可のまま残る2カ所の開発行為を行っていたとみられる。
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同じく計画区域内にある同市北橘町の市有地の岩「硯石(すずりいし)」周辺で、18年6月に望月氏の妻が無許可で開発行為に着手していたことが分かっている。10日に公表されたこの問題を巡る市の調査委員会の報告書は、「『伐採届』の提出のない森林伐採が行われていたことを新たに把握、調査を行っている」などとし、ほかにも森林法に抵触する行為が複数あることを示唆していた。
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森林法は計画区域内の山林で無断伐採を禁じており、違反した場合は100万円以下の罰金が科されるなど罰則も設けられている。
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一連の無断伐採や無許可での開発行為について、望月氏は毎日新聞の取材に対し「届け出を出すだけでいいのだが、うっかりしていた。溝呂木については、(開発した)時期が全く違う年にやっており、連続して切ったわけではない。元々、木ではなくやぶだった場所で、植林もしたが枯れてしまった」と説明している。
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渋川市議会議長が無届け伐採 市が経緯報告と造林計画の提出求める
上毛新聞社 2021/05/30/
森林法に定められている届け出を出さずに山林の伐採を行ったとして群馬県渋川市が市議会議長の望月昭治氏に、無届け伐採の経緯の報告と造林計画の提出を求める通知を出すことが29日、市への取材で分かった。無届けの伐採があったのは長男名義の土地3カ所で、伐採には県知事の許可や市への届け出が必要だった。31日にも通知を出す。
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市によると、望月氏は2014~18年、同市赤城町南赤城山と赤城町溝呂木の土地3カ所計0.88ヘクタールを無届けで伐採した。望月氏は伐採を認めているという。いずれも森林の保全を目的とした「地域森林計画」の対象区域だった。
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