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インバウンド向けホテル?!
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事件物に手を出したパナソニックホームズ。いろいろ噂されても、物件謄本を見た人はそれほど多くない。
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謄本を掲載する前に、なぜ有名物件を調査を十分せず、購入したしたのであろうか。
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その背景について、書いてある記事を見つけたので、掲載する。
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パナソニックホームズや積水ハウスがインバウンド客を主に対象とした宿泊施設建設に乗り出しているのには、インバウンドの存在はもちろん、彼らが有する住まいづくりのノウハウ、中でも短工期であるという利点を生かしたいという思惑があるからだ。
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短工期が可能であることに触れておくと、両社はプレハブ(工業化)住宅のハウスメーカー。構造体や外壁材などを中心に部材を工場で、ある規格の中で生産するという特徴を持つ。
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この部材を活用すること、住宅建設を担う協力業者をそのままホテルの建設現場に投入でき、それは高い品質を維持しつつ短期間での施工を可能にしている。部材や施工業者を物件ごとに調達するゼネコンなどと比較すると、品質や工期、コストの面で有利になっているわけだ。
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例えば、冒頭のパナソニックホームズの事業責任者によると、同様のホテルを建設する場合、「ゼネコンでは受注から竣工まで最低でも1年はかかるが、当社ではそれよりも早く、東京五輪までに竣工を間に合わせることができる」と話している。
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余談だが、ハウスメーカーの中にはさらに古くから宿泊事業に乗り出している企業がある。多角化が最も進んでいる大和ハウス工業で、ホテル事業を本格的にスタート(それ以前にもリゾートホテル事業を展開)したのは、1978(昭和53)年のことだ。
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もっとも、大和ハウス工業の場合はホテル建設だけでなく、運営も手がけており、住宅の技術やノウハウによるホテル建設に乗り出しているというわけではない。ただ、同社も含め、かつては同様に宿泊事業を展開していた企業もあったという事実をここで念のため確認していただきたい。
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ところで、パナソニックホームズと積水ハウスがホテル建設事業を展開するのは、インバウンド市場の拡大を見込んでのことだが、それ以外に国内住宅市場の縮小が予測されるという背景がある。
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つまり、非住宅の強化の一環としてホテル建設事業があるわけだが、近い将来、それはほかの住宅事業者にも広がるだろう。
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土地謄本 pdf19.06.24 pana-toti
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