斉藤国交相:大成・熊谷の不祥事「本当に遺憾」!

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熊谷組に対し発注者に誠実に対応を指示!
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斉藤鉄夫国土交通相は5月9日の閣議後会見で、大成建設や熊谷組で重大な不祥事が相次いでいることを受け、「建設業の信頼を揺るがすもので本当に遺憾」とし、両社に原因究明と同様の事案が起きていないかの調査、再発防止策を求めたことを明らかにした。
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大成は札幌市で建設中の高層ビルで100カ所を超える鉄骨やコンクリートスラブに精度不良があり、発注者への虚偽報告も発覚、工事をやり直すことになった。熊谷組は北海道新幹線の羊蹄トンネル工事で、コンクリートの品質検査を所定の方法で行っていないにもかかわらず行ったと虚偽報告していた。
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斉藤国交相は東京工業大学でコンクリート探傷試験法で博士号を取得。清水建設の技術研究所に勤務していた。「コンクリートの水分検査など流動性は本当に重要な検査。一技術者としてもあり得ないこと」とした。
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【5月9日 斉藤大臣会見要旨】
北海道新幹線羊蹄トンネル工事のコンクリート品質管理について/建設業界に対する信頼が失われかねない状況について

(記者)
お尋ねします。
北海道新幹線羊よう蹄ていトンネルの建設現場で、熊谷組がコンクリートの品質管理試験に関して、虚偽報告をしていたと発表しました。安全に関する検査で嘘をついていたという極めて悪質な事例であり、工程にも影響しかねません。
この件について大臣の見解をお聞かせください。
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また、大手ゼネコンを巡っては3月にも札幌市で大成建設が建設している再開発ビルで施工不良が発覚したばかりです。こうした事態が続けば、建設業界に対する信頼が損なわれかねません。
大臣の見解をお聞かせください。
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(大臣)
まず北海道新幹線(新函館北斗・札幌間)の羊蹄トンネル有島工区の工事におきまして、コンクリートの品質を確保するための試験が、所定の頻度等で行われていないにもかかわらず、実施されたように装う虚偽の報告が行われていることを、鉄道・運輸機構が確認をいたしました。
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このような不正行為が行われたことは、大変遺憾です。
鉄道・運輸機構では、今回の事案を踏まえて、直ちに、他の工区に対して注意喚起を行うとともに、他の工区でも同様の事案が発生していないかを確認しているところであり、今後の対応については、この調査結果等を踏まえて検討してまいります。
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それから、後段の御質問で、3月の大成建設による虚偽申告に関する事案ですが、建設業の信頼を揺るがすものであり、今回の事案も含めて、本当に遺憾なことだと思っています。
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3月の事案を踏まえて、大成建設に対しては、原因究明や、再発防止、他の物件で同様の問題がないかなどについて、第三者によるチェックを含め、厳正に対応するよう指導しているところです。
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また、今回の事案についても、熊谷組に対して、原因究明、再発防止、他の物件で同様の問題がないかなどについて速やかに調査・報告するとともに、発注者に対して誠実に対応するよう、指示をしたところです。
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私も建設会社の出身で、例えば、この大成建設の事案についてみれば、鉄骨を組み上げていって、一つの節を組み上げたときにきちっと上から鉛直の糸を垂らして、ズレを本当にミリ単位の管理を行っていくという、実際私も現場で働いていたときにやったこともあり、まさにコンクリートの水分検査やスランプ検査は、特にコンクリートの流動性というのはきちんとコンクリートが狭いところにもきちっと入っていくかどうかということをチェックする本当に重要な品質検査であり、そういうことについて、今回の事例があったというのは、私も建設現場で育った一技術者として、あり得ないことという思いで、本当に建設業の信頼性を揺るがす大きな問題だと思います。
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この問題については建設業の信頼確保に向けて、このような不正事案が発生しないよう、品質管理をきちっと行うということも含めまして、国土交通省として徹底して指導してまいりたいと思っています。
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(記者)
誠実に対応するよう熊谷組に対して指示したというのは、これは何日付でのことでしょうか。
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(大臣)
正確な日付は。
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(事務方)
昨日8日になります。
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