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債市場で不動産会社が大きな割合を占める中国!
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中国の投資不適格(ジャンク)債の利回りが、2020年の市場混乱の終盤以来となる高水準に跳ね上がっている。デフォルト(債務不履行)を巡る投資家の懸念が強まっている兆しだ。
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ICEバンク・オブ・アメリカの中国ジャンク債(ドル建て)指数の利回りは6月13日の週、2020年5月以来初めて10%を超えた。18日の米ジャンク債指数の利回りは4.65%だった。
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中国の政策当局は、かつては救済の手を差し伸べる傾向が強かったが、近年はデフォルトに寛容になっている。当局者は市場の混乱を警戒しているものの、債務の拡大を抑制し、投資家が常に救済されるという考えを一掃することを望んでいる。
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インベスコ債券部門のアジア太平洋地域責任者よると、ほとんどの米ジャンク債の発行企業はバランスシートが改善している。それに対し投資家は、中国の一部の不動産開発業者が財務問題に見舞われると身構えている。
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中国のジャンク債市場では、不動産会社が大きな割合を占める。最近問題となった主な借り手には、工業団地を手掛ける華夏幸福基業投資開発(中国フォーチュンランド・ディベロップメント)や中国恒大集団(エバーグランデ・グループ)などがある。華夏幸福は今年に入りデフォルトに陥った。住宅開発大手である中国恒大はこのところ、株式と社債が急落している。
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中国最大のディストレスト資産運用会社である中国華融資産管理が決算発表を延期したことで、投資家の信頼感は揺らいでいる。中国華融は国際市場で投資適格級社債の発行企業となっていた。
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インベスコのウォン氏は、信用サイクルの収縮により、積極的に借り入れていた一部開発業者で財務上の弱点が露呈したと語る。透明性の低さが投資家の投資意欲を損ねているケースもあるという。
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ゴールドマン・サックスのクレジット戦略リサーチ責任者、ケネス・ホー氏によると、中国のジャンク債は今年、インドやインドネシアなどアジア他国のジャンク債をアンダーパフォームしている。
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ホー氏は中国のジャンク債利回りが高止まりする可能性が高いとし、投資家はリターンの最大化よりリスクの最小化に注力しそうだと述べた。
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「決算報告でレバレッジ解消の兆候が見られ、特異なリスクが後退すれば、バリュエーションを踏まえて市場に魅力を感じる人が増えるかもしれない」とホー氏は語った。
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