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漏洩現場・県道大館能代空港西線!
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秋田県発注工事の入札で最低制限価格に関する情報を業者に漏らしたなどとして、県警は5月8日、秋田市御野場新町の県建設政策課政策監・藤谷学容疑者(58)を官製談合防止法違反などの疑いで、同市牛島南の無職水野定秋容疑者(71)を公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕した。
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問題工事は、2020年12月13日に開通した日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の一部をなす秋田県道大館能代空港西線(鷹巣西道路)の標識工事で、同種の県発注工事としては大規模の部類だった。
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発表によると、藤谷容疑者は、県北秋田地域振興局が発注した県道大館能代空港西線(鷹巣西道路)の標識設置工事について、2020年5月19日の条件付き一般競争入札2件で、最低制限価格の算出に必要な直接工事費などの情報を共謀する水野容疑者に伝え、工事を最低制限価格と同額で落札させ、公正な入札を妨害した疑い。県警は2人の認否を明らかにしていない。
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事件当時、藤谷容疑者は県北秋田地域振興局の建設部長。水野容疑者は秋田市の工事会社「秋田デイックライト」の元社長で、当時は相談役を務めていた。
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公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕された秋田市飯島の建設業「秋田デイックライト」元相談役水野定秋容疑者(71)は容疑を大筋で認めているという。県警は9日、2人を送検した。
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2件の入札は県が工区を分割して発注した工事。同じ会社が両方を落札することはできない制度で、最低制限価格の高い方をデイック社が、低い方を県内の別の会社がそれぞれ最低制限価格と同額で落札した。県警は、金額が低い工事の情報を水野容疑者側が別の会社に流したとみて調べている。
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佐竹敬久知事は9日、県の新型コロナウイルス対策本部会議後の会見で、逮捕について「本当に申し訳なく思っている」と陳謝した。
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県発注工事の入札での不正が疑われていることについて「公共事業の発注は、県の事務事業の中で最も公正、公平、厳密であるべきだ。誠に遺憾であり、県民に心からおわび申し上げる」と頭を下げた。
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藤谷容疑者が2021年2月、取り調べを受けていることを当時の上司に報告していたことについては「自分には報告は上がっていなかった」と話した。
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警察は情報の漏洩に対する見返りがなかったかどうか引き続き調べを進めています。
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