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半年で死亡者1700人超!
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中国の透けて見える思惑!
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新型コロナウイルスよりも狂暴なウイルスが現れたというニュースが流れた。
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場所は中央アジアのカザフスタン。現地の中国大使館が地元メディアの報道として発表したもので、ウイルス性の肺炎が発生し、死者はこの半年で1772人、6月だけで628人に達したという。同大使館はこのウイルスは新型コロナより致死率がはるかに高く、在留中国人にも死亡者が出たと主張している。ロイター通信によると、WHO(世界保健機関)の緊急対応チームも「カザフスタンで発生している肺炎が高い致死率をみせているという報告を受けている」と会見で語ったという。
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カザフスタン保健省は中国側の情報が事実に即していないとして、未知の肺炎が流行していることを否定している。いったい何が起きているのか。ハーバード大学院卒で、医学博士・作家の左門新氏(元WHO専門委員)が言う。
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「現時点では本当に強毒なウイルスが出現したのかは分かりません。ただ、ユーラシア大陸には数多くの感染を起こすウイルスが存在します。そのため『エンデミック』、つまり地域に発生する風土病の可能性も否定できません。以前からあるウイルスが下火になり、今回復活したとか、新たなウイルスが生まれたということです。新型コロナが変異して強毒化した可能性は低いと思われます」
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中国大使館が発表したウイルス騒動には、政治的な思惑が絡んでいるとの指摘もある。
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「中国にとって資源が豊富なカザフスタンは、一帯一路の重要な拠点です。ところが最近、米国がカザフスタンに、一帯一路は関係国を借金漬けにするだけだ、などと吹き込み、カザフスタンに中国離れの動きが出ているのです。中国は表向きは在留中国人に肺炎への注意を喚起しながら、カザフスタン政府を揺さぶっている可能性があります」(国際政治経済学者・浜田和幸氏)
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また、中国大使館の発表にはもう一つの理由があるという。
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「カザフスタンには、米国が後押ししている生物化学兵器の研究所があります。中国側の発表は『この研究所からウイルスが漏れた。責任は米国にある』とほのめかしていると考えられます」(浜田和幸氏)
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新型コロナも、以前なら中国武漢の風土病で終わったが、グローバル化によって世界中に広がったという指摘もある。いずれにしろ、カザフスタンで肺炎によって次々に死者が出ているのは事実のようだ。
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WHOの健康危機担当マイケル・ライアン氏は「その国(カザフスタン)で新型コロナ事例が増加している傾向を見ると、その中の多くの事例が実際には検査を受けていない新型コロナである可能性を示唆する」と述べた。
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在カザフスタン中国大使館は7月9日(現地時間)、声明を出し、カザフスタンに住む中国人に対し、新型コロナより致命的な原因不明の肺炎の拡大が深刻だと警告した。大使館によると、カザフスタンでは1月から6月までこの肺炎で1772人が死亡した。
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中国大使館は「カザフスタン保健当局がこの肺炎ウイルスについて比較研究しているが、まだ明確に把握していない」とし「感染リスクを低める予防を強化すべき」と現地中国人に注意を促した。カザフスタン保健省は公式フェイスブックで「一部の中国メディアの報道は事実でない」と反論した。
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10日(現地時間)ロイター通信によると、WHOのマイク・ライアン緊急対応チーム長はこの日のジュネーブの会見で「カザフスタンで発生している肺炎が、高い致死率をみせているという報告を受けている」と伝えた。
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また「カザフスタンの新型コロナ感染者の増加の軌跡をみると、(肺炎患者のうち)相当数が新型コロナの未診断事例だということがわかる」とし「我々は、この患者たちを綿密に注視している」と付け加えた。
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