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予定価格の99.7%で応札させる!
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滋賀県が発注した、びわ湖の竹生島にある宝厳寺の国宝の「唐門」などの修理工事をめぐり、予定価格に近い金額を特定の業者に教え入札を妨害したなどとして、滋賀県警察本部は、滋賀県教育委員会の文化財保護課に勤務していた41歳の男性主査と長浜市の建設会社「橋本工務店」社長の2人を官製談合防止法違反などの疑いで逮捕した。
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逮捕されたのは、
▼滋賀県文化財保護課の主査尾山義高容疑者(41)と、
▼長浜市の建設会社橋本工務店の社長、橋本市郎容疑者(60)の2人。
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警察によると、
尾山主査は2019年7月に行われたびわ湖の竹生島にある宝厳寺の国宝「唐門」などの修理工事の入札をめぐり、予定価格に近い金額を橋本社長に教え落札させたとして、官製談合防止法違反などの疑いが持たれている。橋本社長は競売入札妨害の疑いが持たれています。
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県の記録によると、入札には3社が参加し、2社がおよそ9280万円の予定価格を超える入札をする中、橋本工務店だけが予定価格を超えない9256万円で落札。
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宝厳寺の「唐門」は、秀吉が築いた大坂城の本丸と二の丸をつなぐ「極楽橋」と呼ばれた建物の一部から、移築されたことで知られている。
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保存修理事業は13年度から国、県、市の補助を受け、事業費8億5千万円をかけ進められ、今年4月末に完了した。
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主査は2016年度から同工事の設計監理の現場責任者。捜査関係者によると、予定価格の基になる設計価格を知る立場だった。予定価格は9279万8千円だったが、橋本社長に99.7%に当たる9256万円で応札するよう教えたという。
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保存修理事業は13年度から始まり、橋本工務店は17年と18年にもこの工事を落札しており、県警は、2人の関係や経緯などについて調べる。警察は捜査に支障があるとして、2人の認否を明らかにしていない。
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職員が逮捕されたことを受けて、文化財保護課を所管する県文化スポーツ部が会見を開き、「現在捜査中で状況見守りたいが、県民や関係者の信頼を損ね、本当に申し訳ありません」と謝罪した。
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25日午前10時半ころ、滋賀県警は県庁に家宅捜索に入った。
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