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ソーラーパネル6千枚(1億2千万円相当)盗難!
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茨城県警結城署は3月31日、太陽光発電システム施工会社「アッシュ」の茨城物流センター(同県結城市)で、ソーラーパネル6198枚が盗まれたと発表した。約1億2000万円に相当するという。同署が窃盗事件として捜査している。同署によると、2月4日午後2時ごろから3月10日正午ごろまでの間に、敷地内のコンテナに保管していたソーラーパネルが盗まれた。パネルの大きさは2×1mで、1枚約2万円という。
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2019年の5月に栃木県で太陽光パネル1,772枚が窃盗された事件を記憶している方は少ないかと思いますが、太陽光発電パネルは山間部のあまり人の通らぬところが多く、盗難される危険性が大きいのです。
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2019年4月、栃木県那須町で太陽光パネル438枚(約2千万円相当)を盗んだとして、県警捜査3課と那須塩原署は窃盗の疑いで、同県大田原市山の手の配送業、山本建司容疑者(48)、アフガニスタン国籍で福島県郡山市の古物買い取り業、アブドゥル・カデル・アブドゥル・ハディ容疑者(49)と息子のハディ・ヒワード容疑者(24)の3人を逮捕した。山本容疑者は容疑を認めているが、他の2人は「山本容疑者から買った」と否認していた。
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逮捕容疑は、4月21日午前11時40分ごろから午後3時40分ごろまでの間、那須町高久丙の太陽光発電施設の建設現場から太陽光パネル438枚を盗んだとしている。
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同課によると、3人は知人関係。盗まれた当時の報道を見た埼玉県の男性からの「近所に大量の太陽光パネルが山積になっている」との通報で業者に売却されていたことが判明し、山本容疑者らが浮上した。県警は業者が輸出しようとしていた約1200枚のパネルを押収し、裏付けを進めていた。建設現場からは計1772枚のパネルが盗まれており、残りのパネルも山本容疑者らが盗んだとみて調べている。
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太陽光パネルの盗難事件としては国内最大規模の事件と言われるのが、福岡、宮崎両県警が摘発した、特定危険指定暴力団工藤会系の暴力団幹部によるメガソーラー建設現場でパネル約1100枚が盗まれた事件です。2015年3月に男7人が逮捕されたのですが、6月に新たに3人が逮捕され逮捕者は10人に上り、事件の大きさ、被害の甚大さがあらためてクローズアップされた。
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2014年10月25日夜から26日朝にかけて、福岡県宗像市のメガソーラー建設現場からパネル約1100枚(約3300万円相当)を盗んだ疑いで、工藤会(北九州市)系組幹部の男(47)ら7人が逮捕・起訴された事件です。転売目的で、太陽光パネルの窃盗被害としては例のない規模です。この事件では、盗んだパネルを買い取ったとして盗品等有償譲り受けの疑いで山口組系の組幹部の男(42)ら5人も逮捕され、その後、処分保留で釈放。新たに逮捕されたのは、北九州市小倉北区の無職の男(33)ら3人で、いずれもパネルの窃盗に関わった疑いです。
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盗まれたのがメガソーラー の工事現場だったこともあり、工事中といえどもセキュリティ対策が必要なことをあらためて感じさせたのだが、犯人側にとっては完成後より工事中の現場のほうが盗みやすいことは明らか。
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工事現場にもセキュリティ対策が必要だという認識が広まり、センサーで侵入を感知したらスマホやタブレット端末、パソコンなどに通報が入り、現場を動画で確認して警察に通報するのが一番。センサーは赤外線ビームを張り巡らすのが効果的で、防犯カメラも、犯人の顔などをはっきり記録できるメガピクセルの超高画質カメラがよい。備えをしていることを知れば、暴力団組員といえども手を出せないはずです。
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警察によりますと、4月9日、結城市の茨城物流センター倉庫でソーラーパネルを保管していた会社の従業員がパネルが少なくなっているのに気づいたという。確認したところ、ソーラーパネル6198枚、およそ1億2千万円相当が盗まれていたという。
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ソーラーパネルは太陽光発電システムの施工を手がける都内の会社のもので、複数のコンテナに保管されており、パネル1枚あたり重さ25㎏。3月4日に従業員が倉庫を訪れた際には、パネルは盗まれておらず、4月9日までのおよそ1か月間に警察は何者かが資材置き場に侵入し、盗んだとみて捜査している。
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