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教授が不正報酬受領・医師派遣巡り架空名目!
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1億円超か懲戒解雇され・刑事告発も視野!
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旭川医大(吉田晃敏学長)は11月22日、大学のホームページ(HP)で、40代の男性教授が道内の複数の医療機関から不正な報酬を受け取っていたとして、懲戒解雇したと公表した。教授は医師の派遣を望む医療機関に対し、派遣に関わる「確認作業」など架空の名目で報酬を要求し、関係者によると2011年以降、月に計数十万~100万円近くを得ていたという。同大は刑事告発も視野に対応を検討している。
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旭医大はHPに「懲戒処分の公表について」との文書を掲載。だが、医療機関から受け取った報酬額など詳細は明らかにせず、北海道新聞の取材に対し、「大学として取材対応はしない。顧問弁護士に一任している」とした。
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弁護士によると、男性教授は18年9月から今年9月まで、道内の5医療機関から、派遣医師に支払われる報酬額の「確認作業」という架空の名目で報酬を受けたという。
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加えて11年6月~今年10月、救急患者対応ができる常勤医師のいない7医療機関に対し「自分が待機する」として報酬を要求。同じ日時に複数の医療機関から報酬を得ており、実際は対応できない状態だったという。男性教授は15日付で懲戒解雇された。
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関係者によると、報酬を請求された医療機関は道内各地にあった。各医療機関の報酬は月数万円や数十万円などさまざまで、不正に受けたとされる報酬額は8年間で1億円を超える可能性もあるという。
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