B61-12・核重力爆弾:米国・実験に成功!

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地下50フィートにある構造物も破壊!
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F35、F15、F16にも搭載可能!
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ポータル「ミリタリー・コム」が報じたところによれば、米空軍は核重力爆弾B61-12の実験を行った。戦略抑止核兵器統合本部副部長のジャック・ヴィンシュテイン大将は「我々は工学上の整備用フライトテストをすでに26回を行っている。プログラムは首尾よく進んでいる」と語っている。
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刷新型のB61-12核爆弾は従来のB61-3、B61-4、 B61-7 、 B61-10の4種を3倍も上回る精度を持つとされている。
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声明では実験に用いられたどの軍用機が実験に用いられたかについては一切触れられていなかったものの、ポータル「ミリタリー・コム」は、多用途性の第5世代F-35 ライトニング IIが使われたとの見方を示している。B61-12の軍備は2020年頃になるものと見られている。
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米国はこの爆弾をドイツ、イタリア、トルコ、ベルギー、オランダにある軍事基地に配備する計画。米議会予算局の試算では2017年から2016年の30年間で戦術核兵器の刷新にかかる費用は250億ドルに達する。
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最近よく耳にするのが、アメリカはもう終わりという議論です。私も昔はそう考えていた時期もありましたが、ヨーロッパの惨状を目にするにつれて、アメリカは残ってもEUは残らないと確信するようになりました。
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アメリカの優位を一言でいえば、その軍事技術の優越性にあります。
核重力爆弾もその一つです。
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「米国空軍は、B61-12誘導核重力爆弾の数十回の発射飛行試験を実施し、前任者の3倍の正確さを目指しているとの見通しを明らかにした。
「我々はすでに26の技術開発、開発、誘導飛行試験を実施している」と戦略的抑止・核統合担当の副参謀のジャック・ワインスタイン中将は述べた。”プログラムは非常にうまくいっている。」
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少なくとも7年間継続しているB61-12修正プログラムは、B-2スピリットと、レイダーと呼ばれる将来のB-21ロングレンジ戦略爆撃機によって運用される予定だ。
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ワインスタイン氏は最新のテストを行ったプラットフォームについては言及していないが、F-35ライトニングII共同プログラムオフィスは、最新の修正を兵器庫に統合する作業を進めている。2020年代にはいつかフィールドに入る予定です。
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ワインスタイン氏は、ワシントンDCの空軍協会の朝食で聴衆に演説している間、核兵器の中で米国が進めてきた進展を強調した。
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最近のペンタゴンの核兵器姿勢の再検討では、より低出力の核兵器が必要とされているだけでなく、3種類の核爆弾の運用の一環である空中発射巡航ミサイルや大陸間弾道ミサイルでの現行の武器の近代化の必要性を極めて重要なものとして強調している。(以下略)」
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ここで登場するのが核重力爆弾 B61-12です。この爆弾は精密誘導爆撃が可能であり、出力こそ従来の9メガトン8,550ポンドのB53核爆弾の600万分の一ですが、地下50フィートにある構造物も破壊できるという優れものです。そして、B-52やB-2爆撃機だけでなく、F35、それにF15、F16にも搭載可能なのです。そしてなんといっても最大の特徴はその低出力です。広島型原爆に換算すれば出力の点でわずか2%程度です。
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精密誘導によってほかの被害を最小限にとどめるのがこの爆弾です。逆に言えば、この新型核爆弾であれば、人命への影響をあまり考えずにどんどん落とせるということでもあります。
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確かに、現在では中国やロシアも超音速ミサイルの開発を行っていますが、こうした武器の開発能力はまだまだアメリカの優位は揺るがないのです。
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それが揺らぐとすれば、中国が数で勝負を挑むときでしょう。しかし、アメリカがそれまで何もしないとは到底考えられません。
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とするならば、近い時期での米中軍事衝突は起こり得る話だ。
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B61-12 スペック
全長:3.68m
直径:0.34m
重量:548kg
核出力:0.3-340kt 広島の2%程度
貫通力:2-8m 15m
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