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管工事でも1件!
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千曲市などが発注した入札で、予定価格などが事前にホームページ(HP)で公表されたPDFファイルから読み取れる状態になっていた問題で、市は10月12日、同様の状況が新たに1件見つかったと発表した。
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見つかったのは、県道拡幅に伴い、道路脇に埋められていた上水道の水圧を調整する水槽を移す工事。16年6月の入札に4社が参加し、落札額は1501万円で落札率は88・0%。工事は完了している。
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千曲市で同様の問題はこれで9件目。未調査だった管工事について調べて分かったという。
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これまでと同様、市HPで公表した「金抜き設計書」のPDFファイルに、予定価格や内訳が分かる金額の文字情報が残っていた。文字は背景と同じ白色に変えてあった。小根沢英児・建設部長は「県の工事を遅らせることができないと思い、手間を省こうとしてしまった」と述べた。
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千曲市は10月11日、市発注工事の入札で、予定価格などが事前に市ホームページで公表したPDFファイルの資料から読み取れる状態になっていた問題を受け、該当する入札の参加業者を対象にした説明会を市更埴庁舎で開いた。業者側からは、公平性を欠いた入札が行われ不利益を受けたとして、慰謝料などの賠償を求める声が上がった。
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40人が参加した。市側は山本高明副市長らが出席し、「不適切な処理を行ったことについておわび申し上げる」と陳謝。2016年度以降に計8件、落札額の合計9億3704万円について、資料から予定価格などが読み取れる状態だったと説明した。
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質疑で、県建設業協会更埴支部の石井英嗣支部長は「真面目に積算して落札できなかった業者には、慰謝料を払ってほしい」と主張。別の出席者は「時間をかけて真剣に積算をしている。その時間が無駄になった」と訴えた。市側は「(対応を)弁護士と相談していきたい」と答えた。
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8件のうち4件は、下回ると失格になる「最低制限価格」と同額の落札だった。石井支部長はこれ以外に、最低制限価格との同額落札が市発注工事の入札に複数あると指摘し、「どんぴしゃの入札はかなり難しい。どこかで情報が漏れているということはないか」とただした。山本副市長は「業者の積算技術の向上によるものだと考えていた。職員が漏らすことはあり得ない」とした。
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