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「額面一致」市議が疑問視!
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旭市が10月10日に開札した道路改良工事2件の入札で、前日までに千葉日報社や市に寄せられた談合情報にあった業者が工事1件を落札していたことが、同市への取材で分かった。市財政課は「通常通りの手続きで開札されたものであり、特に見解はない」とし問題なしとの認識を示した。一方、入札額が最低制限価格と同等で、2社が同額の札を入れたことから、一部市議からは「市当局と一部業者の間に癒着があるのでは」などと疑問視する声も上がっている。
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情報が寄せられた入札は、市道に関する2件の道路改良工事。本社への情報は前日に郵送で届き、具体的な市内2社の業者名を挙げて「(土木工事の最低制限価格である)予定価格の70%で札入れを行い、落札する」と指摘していた。
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入札にはいずれも9社が参加を申請。1件目は8社が応札し、情報提供のあった2業者がいずれも最低制限価格に近く、同額の札にしたため、くじ引きで落札業者を決定した。
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2件目の入札では、連続する道路工事を同一業者が受注できないため1件目の落札業者の札が無効となる中、談合情報にあったもう一方の事業者と、別の市内業者がいずれも最低制限価格に近い額面が一致する札を入れ、くじ引きで後者が落札した。
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市財政課は「入札は特に問題はなかった」とし、事前に届いた情報について「『匿名で氏名、連絡先がないため、談合情報に該当しない』という見解は変わらない」と説明。今後、業者への聞き取り調査を行う予定はないという。
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最低制限価格の入札が重なったことに関し、同課は「偶然としか言いようがない」としている。
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一方、市議からは「最低制限価格に等しく、入札額が一致するのは偶然ではなく、一部業者に情報が漏れているのでは」と情報漏えいの可能性を指摘。さらに、「仮に癒着があれば、入札に公平性を欠いている」と疑問視した。
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