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土地所有者になりすました女・逮捕!
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大手ホテルチェーン「アパグループ」が土地売買の際、法務局に偽造された証明書を提出したとして男女9人が逮捕された。
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亀野裕之容疑者(53)ら男女9人は2013年8月ごろ、東京赤坂の土地取引で偽造された印鑑登録証明書を法務局に提出した疑いなどが持たれている。警視庁によると、亀野容疑者らは土地の所有者になりすましてアパ側と取引を進め、代金約13億円をだまし取ったとみられている。アパ側が亀野容疑者らから受け取った書類を法務局に提出したところ、した。警視庁は、亀野容疑者ら9人が所有者になりすまして土地などを勝手に転売する地面師グループとみて捜査を続けている。
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アパホテルとの土地取引を巡っては、逮捕された女が土地の所有者になりすます人間を手配していた。
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宮田康徳容疑者(55)と清掃員の秋葉紘子容疑者(73)ら9人は2013年、土地取引を巡って、偽造された印鑑登録証明書を法務局に提出した疑い。アパ側は約13億円を支払ったが土地の取得は出来ていない。秋葉容疑者が土地の所有者になりすます人を探し出す役割を担っていたことが判明。所有者と年齢が近い人などを選んでいたほか、別の架空の土地取引でも同じ役割を果たしていたとみられている。警視庁は事件の経緯や背景を詳しく調べている。
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宮田康徳容疑者、都内各地で何社も経営するが、その多くはペーパーカンパニー。調査会社の報告書によれば、1985年に大学を卒業して損保会社に入社。不動産業に転じて、99年に会社経営者となり、その後、不動産売買、ホテル運営会社、米ハワイ州不動産会社の販売代理店、医療コンサルタントなどを経営するものの、「各社とも実態把握できない」という。
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赤坂の土地は、所有者が住んでおらず無借金――地面師にとっては狙い目である。宮田容疑者らは、13年6月頃から動き出し、アパの仲介業者に、物件購入を持ちかける。
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所有者はSY氏だが既に死去。相続したのは、その息子のSS氏とSK氏の兄弟。両氏は、ダイリツ(宮田容疑者が代表を務める上野の不動産会社)に売却することで合意している。ただ、ダイリツは中間登記を省略(登記には登場せず、直接の売主にはならない)し、千代田区のK社に売却するので、アパはK社からの購入になる――。
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不動産登記簿謄本上の流れは、SS氏とSK氏がまず相続して所有権登記。それをK社で購入の上、アパに売却する。
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全国に200軒以上のビジネスホテルを展開するアパは、元谷外志雄会長の積極的な拡張戦略で知られるが、全国で物件を取得しているだけに不動産のプロを各所に配備、備えは万全のだった筈。
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どう考えても、被害に遭っているのが、不動産取引のプロであるデベロッパー業者というのが不思議だ。最終的には買い手側の司法書士や弁護士の力量に問題ありという事だろう。
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