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低入業者は文書・間に合わず!
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10月31日開札の「けいはんなプラザラボ棟機能強化工事(電気設備工事)が、同日付けで低入調査となり審議を受けていたが、あっという間に結論が付き、11月1日付けで協和電気工業㈱が1億1810万円で落札した。
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【工事概要】
受変電設備改修(変圧器更新6台新規動力盤1面)
各フロアの電気設備改修(動力分電盤4台開閉器盤24台新設)
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入札公告文に次のような1文が記載されていた。
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低入札価格調査制度による調査を行う場合、「建設交通部低入札価格調査マニュアル」(以下「低入マニュアル」という。)に準じた調査を行うこととするが、資料提出の期限は、開札日(10月31日)の翌日の正午とする。提出期限は低入マニュアルに定める標準的な期限と異なるので注意すること。
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調査基準価格を下回った入札を行った旨の連絡を2に定める組織から受けた者は、
低入札調査に協力すること。
また、契約締結後においても検査時その他の時に、低入札調査における提出資料の
適正な履行を確認する資料の提出を求めることがあるので協力すること。
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【低入札価格調査の厳格化】
本工事は、「低入札価格調査の検証」対象工事であるため、調査基準価格未満の入札をした者であって、特別重点調査の対象となっていない者にあっては、以下のとおり低入札調査に加えて特別重点調査と同様の追加資料の提出を求めるとともに、特別重点調査と同様の調査を実施する。ただし、調査基準価格未満の入札をした者から、資料提出できない旨の申出書の提出があった場合、ペナルティ(1回目:口頭注意、2回目:文書注意、3回目:指名停止)の対象としない。
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この工事、電材業者は「ニシムラ㈱・年商190億円」「㈱ほりでん・年商42億円」「ツルタ電機㈱・年商126億円」が電材見積もりをたが、低入で調査対象となった業者に対しては、即日、「見積もった商品に関しては、お売りできません」という通知がなされ、対象業者は第1次関門である「電材品の調達が間に合わなく、同等品の交渉でも半日では到底無理でありながら調査書類を提出した」が、落札業者とはなれなかった。
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低入調査基準価格は1億1367万円であるが、低入対象業者の応札額は1億6~700万円のようである。低入調査価格は予定価格の90%であり、対象業者は低入基準価格の想定を誤っていたようである。
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今回の入札は、各応札者とも電材業者が見積価格に加算し応札に臨んだようである。
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《落札結果》