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両用車部隊を相浦へ暫定配備!
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佐世保市に来2018年3月新編される陸上自衛隊水陸機動団について、市は9月14日の市議会で、崎辺分屯地の整備が間に合わず、水陸両用車の運用部隊が陸自相浦駐屯地に暫定配備されることを明らかにした。訓練などへの影響について、朝長則男市長は「防衛省から話がないのでコメントできない」と答弁した。
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水陸機動団は南西諸島などの防衛のため、相浦駐屯地に本部などを置く他、崎辺分屯地に水陸両用車約20両と運用する戦闘上陸大隊を配備する計画。九州防衛局は崎辺西地区に分屯地を建設し隊庁舎などを来年2月までに完成させる予定だったが、地元調整に手間取り、予定より半年遅れの4月に着工していた。
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陸自は水陸機動団の運搬手段として佐賀空港に新型輸送機オスプレイの配備も計画している。一般質問で、山下千秋議員は大分空港への緊急着陸を例にオスプレイの安全性を危惧し「基地増強に反対すべきだ」と追及。朝長市長は「国防上必要とされる自衛隊施設の整備・充実について、できる限り協力を図っていく」と答えた。
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原因は、九州防衛局は2016年10月に着工を予定していた崎辺西地区の工事が佐世保市や近くにある学校等、関係機関との調整に時間がかかった、と奥歯に物が挟まったような苦しい説明をしているが、工事が遅れたほんとうの理由は佐世保市漁協組合の片岡一雄組合長が、ありもしない漁業権を主張し、妨害したからである。
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2017年04月16日、住民説明会で、2016年10月に予定していた部隊庁舎などの着工が4月中になると説明した。本田光徳調達部長は着工遅れの理由について「関係機関との調整に時間を要した」と述べるにとどめた。
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出席した住民約200人からは、工事で地区を行き来する車両を巡り、反発が続出。車両の経路は地区内を走る片側1車線の市道のみ。沿道には民家や小中学校が連なり、住民側は交通渋滞や事故の懸念を訴えた。
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同局は対策として、トレーラーなど大型車両を海上輸送することや、小中学校の登校時間帯には大型車両を通行禁止にすることなどを示した。ただ住民からは「住民が求める代替道路は完成せず、(市道に隣接する)米軍敷地内も通れない」「地元だけが負担を強いられ、要望への反応は鈍い」と国や市の姿勢に不満が出た。
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エゴと金がぶつかると、国でもオタオタしてこの様である。世界有数の防衛省がいヤカラに手こずっているとは何とも平和な国である。6ヵ月も遅れてしまったら、それに伴う費用が馬鹿にならない。国民の税金を無駄なところに使うな。
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