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取り上げた半分でも返して!
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㈱ケンコーの創業者・中橋亨氏から最後になるであろうFAXが2種類届いた。何故最後かと言うかは、明20日は「九州ガスへ売り飛ばされる」からだ。
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今回も手書きのFAX文を文字起こしをする。
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1通目の手書きの文
『親和銀行が派遣した社長の露骨かつえげつな経営手法』
『自己中心で思い上がりが強くワンマン、人間としての心が全くなく、部下の人間性、意欲、能力、育成等の見極め指導がこれで出来るわけ無いだけに、組織が癒着体制で、目標、課題、競争意識をもって改善改革が全くできるどころか、恥ずかしい限りだ。不況と言う意識すら無いに等しいだけに、企業と経営者の責務と言った自覚が全くなく、疑念を抱いていたところ、今何億の利益が出ているから高く買い取る会社を探していると聞き、いま銀行の魂胆が明らかになり、私50年いろいろ苦難を命がけで乗り越えここまで来て、こんなむなしいことを、黙って許すわけにはいかない、あらゆる手段命を懸けて戦う。これが銀行の裏側で、経営手法だと思い知らされました。ケンコー創業者 中橋亨』
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1通目のFAX原文
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2通目の手書きの文
『私の決意』
『無学無能な私、7歳の時、父42歳で他界、母が3人の子供を日銭を稼ぎながら育てて頂き、私どんな難題であり全て自身で受け止め生きてきました。ご縁を頂き妻と結婚、生きるために庭先で自身の経験を生かし、26歳で起業し県内で業界中堅、他社が全て破綻していった中で、私の社のみ残ったのですが、今の状況を考え見たとき、毎晩夜中に目が覚め寝れない状態が続き、いろいろ考えましたが、強い思いをもって戦いを決意するしかないと決断しました。この3年間、私なりに組織の状況を記録し、物づくりの経験と能力の実績がある方であれば、良し悪しの判断は簡単にできると考えられます。現状を見て考えれば役員、管理者不在としか考えられない。今年で77才、この3年間、地獄の3年間でした。無学無能な私でも、いま反省は沢山ありますが、一生懸命生きたのは事実です。銀行が派遣した社長の人間性、姿勢に大きな疑問だらけだ。こんな誤魔化しの天災に遣られてたまるか、命を懸けて戦うことを誓う。私最大のパートナー妻との死別もあり、生きる望みないだけに命かけて戦う。 中橋亨』
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2通目のFAX原文
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