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すべての共通項は安倍晋三・昭恵!
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安倍晋三夫妻をめぐる一連の報道のスタートは、朝日新聞から始まっている。森友学園は籠池前理事長のパフォーマンスとマスコミを手玉に取り、出足は良かったが策を弄しすぎ自滅の道を辿っている。だからといって安倍夫妻が勝者ではない。まだ未解決な部分があり、警察も事件として捜査中である。とりあえずの利益受益者は朝日新聞を始めとするマスコミである。新聞週刊誌がよく売れて実入りが良かったからである。
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加計学園も朝日新聞が火をつけ、佐川前事務次官からの14文書を掲載し、燻っていた火の火勢を大きくし、都議選に向けて野党やマスコミが安倍政権、自民党を追求し、共謀罪の成立で取った強行成立で安倍首相の身勝手さを際立たせた。
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野党、マスコミが追い立てた一強安倍に対する追い込みは、都議選で「都民ファーストが受け皿となり」棚ぼたの都議会第1党となった。実力がなくても勝者となった。
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都議選で大惨敗した自民党と安倍政権。加計学園問題で、文科省文書のリーク者である前川前次官を閉鎖中審査で国民の前に晒すことで、証拠はなくてもイメージで安倍疑惑を演出できた。野党にとっては何の利得もなかったが、前川前次官の「官邸の疑惑、安倍首相の影、虎の威を着た狐的イメージ発言」で衆参6時間の質疑は不発のまま、疑惑だけが残った。ここでも、利を取ったのはマスコミである。
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自民党や安倍首相にとって「スキャンダルが帳消しになるくらい」の芸能ニュースや事件が発生しなかったことが残念だったろう。
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いま安倍政権にとって「8月初旬の党と政権の人事」であろう。通常国会で野党の槍玉に上がった閣僚は入れ替わるだろうが、何人残り、何人代わり、素人を当てるのかベテランを投入するのか、反安倍の領袖を党や重要閣僚に据えれるのか、そろそろ山場に差し掛かって着る。
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内閣府や首相補佐官がどうなるのかも注目の的だ。世耕氏が経産大臣になったように、補佐官から大臣へという情実人事が行われるようだと、この内閣の先は長くない。
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今のところ、勝者はいない。態勢が不利なのは安倍首相とその周辺だ。起死回生の一発は見当たらない。マスコミにリークしたであろう前川氏も野党やマスコミが利用価値がないと見たら、見向きもしなくなる。勝者にならなければ、前川氏のこれからは暗い人生だ。
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