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資金調達方法決まらず!
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再建計画も暗礁に乗り上げ!
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スペインのポピュラール・エスパニョール銀行は同国大手のサンタンデール銀行に買収された。欧州中央銀行(ECB)が6月6日にポピュラールのストレステスト(健全性審査)を実施した結果、資金繰りに問題があり「経営破綻の可能性がある」と判断した。
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同行は株式と資本証券全てがサンタンデールに移管され、その後は「通常状態で」営業すると、欧州連合(EU)の欧州単一破綻処理メカニズム(SRM)が7日発表した。サンタンデールの取得価格は1ユーロだという。公的資金の注入は計画されていない。預金は保護され、ポピュラールがスペインとポルトガルに持つ拠点も営業を続ける。
SRBとスペイン政府が破綻処理の枠組みを決めた。買収は7日付。
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サンタンデールはこの取引に絡み約70億ユーロ(約8630億円)の資本を調達する計画。
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不動産向け融資が焦げ付き資本が毀損されたポプラール銀は身売りまたは増資を模索していた。株価は先週初め以降、53%下落した。
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エミリオ・サラチョ会長が指揮するスペインのポプラール・エスパニョール銀行の再建計画が、暗礁に乗り上げた。
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JPモルガン・チェース出身のサラチョ会長が再建請負人としてエスパニョール銀のトップに立ってから4カ月。事情に詳しい関係者によると、同行は現金や短期資金を膨らませるため複数の手段を模索しており、中央銀行に追加融資を要請する可能性がある。一方でスペイン紙エクスパンシオンは、6日に予定されたサラチョ会長と欧州中央銀行(ECB)の会談は実現せず、エスパニョール銀が緊急流動性支援を求めることもないと報じた。
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エスパニョール銀の広報担当者は6日の電話取材に対し、ECBには同行の状況を「完全に報告」していると述べていた。
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みずほインターナショナルのアナリスト、ロジャー・フランシス氏(在ロンドン)は「エスパニョール銀が資産追加売却や他行からの買収提案を得るための十分な時間を稼げる可能性も依然あるが、悪い結果となる恐れは増しており、決定的瞬間が迫っているもようの中での救済買収だった。
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