野洲市立病院予算案:2度否決後・挙句に議論打切り!

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適正な採決を・市長が要請!
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滋賀県野洲市がJR野洲駅南口に整備を計画している市立病院の設置条例案が今月9日の市議会総務常任委員会で否決されたことを受け、山仲善彰市長は2016年12月20日、「条例案の適正な採決を求める」とする要請書を坂口哲哉議長に提出した。
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条例案は22日の定例会最終日に本会議で審議、採決が予定されている。要請書は「条例案が否決されると開院が遅れ、市への社会的信頼が損なわれる。委員会の審議内容を精査すると、病院整備の問題の本質とは思えない議論が多い」とし、会期延長も含めた慎重な審議を求めている。
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また同日、守山野洲医師会と市社会福祉協議会、市老人クラブ連合会、「新病院を望む女性の会」がそれぞれ、条例案の適正な審議を求める要望書を坂口議長に提出した。女性の会は10月の市長選の結果を踏まえ「民意を無視したかのような審議が行われている」などと批判した。
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JR野洲駅南口の市立病院整備計画に関する設置条例案を可決する野洲市議会(野洲市役所) 滋賀県野洲市議会の定例会本会議が12月22日開かれ、9日の総務常任委員会で否決されていたJR野洲駅南口の市立病院設置条例案を賛成多数で可決した。採決では議長を除く18人のうち賛成10人、反対8人だった。
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10月の市長選で病院計画を進める山仲善彰市長が当選し、審議が注目されていた。山仲市長は記者会見を開き「市民や医師会などの期待に沿うことができ、喜ばしい。道のりは長いが着実に進めたい」と述べた。市は来年2月の次回定例会で、実施設計などのための予算案を提案する方針。
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設置条例は名称を「野洲市民病院」、診療科目を9科目、病床数を199床とし、現在の野洲病院を一時的に市直営にするなど基本的な事項を盛り込んだ。
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本会議では、議員4人が反対討論を行い「駅南口に設置したら良い医者やスタッフを確保できるというがそうはならない」などと疑問を投げかけた。議員1人が賛成討論し「市長選での民意を受け止め、事業を前に進めるのが重要だ」と主張した。
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反対の立場を示していたが、賛成した市議は取材に「可決と否決を繰り返し、これ以上市民を混乱させてはいけない。産婦人科の設置など計画の改善を執行部に伝えており、条件付きで賛成した」と話した。
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野洲市議会は2017年3月24日の定例会本会議で、市がJR野洲駅南口に計画する野洲市民病院に関する予算を2017年度一般会計当初予算から削減する修正案を可決し、病院事業会計予算案を否決した。
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同病院計画は関連予算案が2度否決され、3度目の提案で可決されるなど曲折をたどり、昨年10月の市長選では計画を推進する山仲市長が反対の2候補を破り3選を果たした。山仲市長は会見で「市民のコンセンサス(合意)が必要だということなので住民投票をする」と述べた。6月開会予定の市議会定例会で、今回削減された病院関連の予算を再提案し、住民投票に関する予算を提案する予定。
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修正案は最大会派「野洲政風会」などの市議4人が提出した。一般会計当初予算から貸付金や病院事業の委託料など5750万円、土地取得特別会計予算から市民病院の用地購入費11億2500万円を減額する内容。本会議では修正に賛成する議員が「病院計画を進めるには住民のコンセンサスが必要」、反対議員が「パブリックコメントや市民懇談会を行っている」などと述べた。採決は賛成9、反対9の同数となり、議長裁決で可決された。
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野洲市が想定する病院予算と住民投票の流れ 滋賀県野洲市の山仲善彰市長は4月25日の定例記者会見で、計画が止まった状態になっているJR野洲駅南口の市民病院整備について、3月定例市議会で修正削除された関連予算案を、5月17日に招集する臨時市議会で再提案すると明らかにした。「国の交付金が付くことになり、病院事業の財政不安を払拭できる好材料になる」と理由を話した。
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山仲市長は、予算案が否決されれば6月定例会で再び提案し、再度否決された場合は8月20日告示、同27日投開票の想定で住民投票を行うとした。
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病院関連予算は、2017年度一般会計当初予算案に貸付金や病院事業の委託料など5750万円、土地取得特別会計予算案に用地購入費11億2500万円が計上された。だが、3月定例会で最大会派「野洲政風会」などの市議が削減する修正案を提出し、可決された。病院事業会計予算案も否決されたため、基本設計の段階で止まっている。
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市民病院整備課によると、市が国土交通省に申請していた市民病院や駅南口周辺の整備に関する事業の交付金が3月31日に内定し、実施設計費1億400万円のうち、交付上限(事業費の2分の1)に当たる5200万円が配分される内示を得たという。
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同課は「満額で、市の事業を国が高く評価したため」と説明。総事業費86億円のうち補助対象になる21億円についても、進捗に応じて総額10億5千万円の交付金を得られる可能性が高まったとしている。
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臨時市議会で市は、ほぼ同額の関連予算案を再提案する予定。山仲市長は「(病院事業の設置)条例があるので、予算案は出し続ける」とし、否決されても6月開会予定の定例会で再び提案するという。
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市民病院について、市の要望を受けて市議会の市民病院整備事業特別委員会が11日開かれたが、議員側から「委員会に値しない」「閉会するべき」との意見が相次ぎ、議論が打ち切られた。市は17日に開催される臨時市議会で病院関連予算を再提案するが、市と反対議員の対立が深まっている。
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この日の委員会は、4月26日の都市基盤整備特別委員会で、議員から「病院の設置場所に反対する理由を挙げているのに市の答えがない」との意見があったことを受け、市が鈴木市朗委員長に要望して開催された。市は本会議の議事録などを基に駅前建設に対する議員の反対意見をまとめ、市の考え方を示した資料を用意した。
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しかし、議員から「(前回の委員会での)みんなの質問に答えていない」「かなり前の意見を出されても意味がない」「市に優位なことしか書いていない」と批判が相次ぎ、実質的な議論には入らなかった。
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山仲善彰市長は「言ったことに答えていないとのことだったので内容をまとめて特別委員会を開いたのに残念だ」と述べた。
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