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前祝でガッツポーズ・丸中氏ハシゴ外され!
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高山組長・精密検査必要がありそう!
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京都府立医科大の高山組長の腎移植手術後の収監遅れが、学校幹部と病院長、診断書偽造という疑惑で家宅捜索が行われ、一大スキャンダルと大騒ぎになり、吉川学長は抵抗むなしく3月31日で府立医科大を退職し不祥事は終わったかに見えた。
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新学長選では、元学長系の丸中氏が一時は有力とみられた。それは、学内対抗馬もなく、推薦で出てきたのは竹中洋氏で府立大の耳鼻咽喉科の部長を4~5年勤めたよそ者。京都府も元学長の山岸氏は府の特別参与として知事などとは太いパイプがある。候補者本人でなくとも勝てたと思ったことだろう。事実、丸中氏は色々な場所でガッツポーズをとっていたと聞き及ぶ。
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取れるはずの学長の椅子。なぜ、学外の人間が学長になれたのか。探っていくうちに、竹中洋氏を担ぎ出したのは「京都府」だという事が分かった。という事は、山内副知事ラインは丸中氏を推していたのだから、竹中氏は山田知事という事になる。
3月31日に、吉川学長は大学を去り、竹中洋氏が学長になり、病院長は竹中氏が指名して産婦人科部長の北脇城教授になったが、この人選も京都府のお仕着せだ。副学長の吉村了勇病院長、久保俊一教授、中川正法教授、渡辺能行教授も3月31日で退任となり、副学長の後任は未だ発表されていない。京都府側の眼鏡に適う人を選ぶのは、吉川・吉村の影響下の教授を排除した上で選任するのは難しいであろう。
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梯子を外された丸中氏を副学長に、と言う気持ちが知事側にあるのかが、焦点の一つでもある。
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腎臓移植をした高山組長が収監されて2か月過ぎたころから、腎移植後の定期通院以外に、EBウイルス・BKウイルスの検査も定期的に受ける必要が出てきたのではないかとみられている。BKウイルスは腎臓について腎炎を起こすことが知られており、刑務所内でウイルスの増殖が疑われ、検査をすべき症状が出たようで、手術をした京都府立医科大に問い合わせの要があるようだ。
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問題は、高山組長の収監問題から一連の騒動が起き上がり、学長が退職し、副学長、病院長が退任し学内が一掃されている最中に、高山組長のEBウイルス・BKウイルスの検査を病院側が引き受けるかという事だ。いずれにしても、検査受け入れか、拒否かは「京都府知事の判断」を仰がなくてはならない。病院の一存では決められないのが現状だ。
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中途半端な今の状況では、知事と言えども京都府警に一応の相談は必要であろう。なぜなら、偽装診断書の一件についてはまだ「最終結論が付いていない」からだ。厄介なことである。一連の騒動の中で、武田病院の全医師の金銭授受については起訴はされたが、京都府立医科大の偽装診断書については決着がついていないのだ。
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このままだと、結論が付かないままいつの間にか幕引きとなりそうだ。
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