採石山から巨岩が落下:危うく・部間神あさぎ会館に!

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4mの巨岩が転がり落ちてきた!
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2月2日、沖縄県名護市の採石現場で、砕石作業中に岩が落下した。岩は斜面を数十m転がり落ち、落石防止柵も突き破り、麓の集会所の手前で止まった。集会所では事故の直前まで、踊りの稽古が行われていたが、けが人はでなかった。


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2日正午すぎ、名護市安和にある石灰石の採掘現場から、直径およそ4mの巨大な石が、およそ80m下の集落付近に落下した。


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石は斜面を転がり落ちたと見られ、採掘現場と集落を隔てる塀を壊したうえで、集会所の建物までわずか30cmほどのところで止まりました。集会所の建物に被害はなく、住民にけがはありませんでした。


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経済産業省那覇産業保安監督事務所によりますと、火薬を仕掛けて爆破し採掘する作業をしていたところ、石が落下したということで、採掘を行う会社から事情を聞くなどして当時の状況を調べている。


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集会所では、石が落下する15分ほど前まで地元の住民など8人が琉球舞踊を練習していました。集会所で琉球舞踊を指導していた人は「家に戻ったらふだんより大きな発破のあと、家が大きく揺れました。すぐに外に出ると石が飛び散っていて怖くてぞっとしました」と話していました。


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けが人はいなかったものの、集会場の水道管が破損する被害が出た。


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住民は「もう少し話し合いながら、石をとるならね、やってもらわないと」と話した。事故が起きた安和地区では、過去にも落石があり、その対策として、鉄柵を設置し、落石を止めるための溝を掘っていたが、今回は、その溝を岩が飛び越えてしまった。


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採石業者の担当者は「今後、上司とも相談しながら、安全な工法を、安全な方向へ行くような感じで、作業は進めていきます」と話した。


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この砕石場は、国場組の経営する㈱ビーコック鉱山で社長は、国場組の専務で前原信純氏である。同社は、落石を予想し事前に補償金を出し買い取った場所だという。それにしても、80m高い場所で採石のためダイナマイトを使用するとは、荒っぽい話である。監督する那覇産業保安監督事務所も高所落石の危険を承知でダイナマイトを使用させるとは恐れ入ったものだ。
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