草津新クリーンセンター:運営管理入札前に業者確定か!

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市当局も承知の上か!
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草津市は、現在のクリーンセンターが老朽化のため、新クリーンセンターを整備中であり、平成29年度末の稼働をめざし、川崎重工業㈱が施工している(設計施工管理は中外テクノス㈱)。
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この工事は総合評価一般競争入札で、応募したのは、落札した川崎重工業の他にタクマ・西松建設JVだけで、予定価格123億8000万円に対し川重は99億9600万円、タクマ・西松JVは99億3500万円であったが、落札を左右したのは技術提案内容の評価点(50点満点)で川重が32.250点、タクマJVが26.875点と差が付き川重が受注した。
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審査委員
委員長….吉原福全・立命館大学理工学部教授
副委員長..金谷..健・滋賀県立大学環境科学部教授
委員……占部武生・龍谷大学理工学部教授
委員……向井..明・立命館大学客員研究員
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非価格要素審査(技術提案内容)23項目中、14項目でタクマJVより高い点数を獲得したが内容で特筆すべき内容は見当たらないが、気になる点があったので点数を書き出すと、
1.安全・安心できるプラント設計 1.500(タクマ1.125)
2.安定稼働の(運転)の実現
・ごみ量、ゴミ質への変動への対応1.625(1.000)
・トラブル、事故発生防止対応など1.500(1.125)
3.環境保全方法
・公害防止基準及び遵守方策   1.375(1.125)
4.見学者コース、啓発施設と更新 1.375(1.000)
5.契約電力低減の工夫      1.375 (1.125)
6.維持管理低減の工夫      2.750(2.000)
7.定期補修費低減の工夫     2.750(1.750)
8.運転人員削減の工夫      1.125(0.875)
9.加熱機の耐用年数とその実現対策1.626(1.000)
10.地域貢献(地元企業の活用など) 1.500(1.125)
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技術審査会が「本工事を通じて、草津市と落札候補者が良きパートナーとなり、地元も含めた信頼関係の中で、本施設が草津市の循環型社会の構築・推進に寄与する施設となることを希望する。」と述べている。
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そして、「本施設においては、“安全で安定した施設”“経済性・効率性を考慮した施設”“環境に配慮した施設”の3本の柱を実現するとともに、エネルギーの創出、環境学習、人材育成といった面でも優れた効果を発揮することを期待する。」と締めている。
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地元業者の人材育成となると、運転管理業務で地元業者を採用するのだろうと期待していたが、それとは別な方向へ動き出しているようなのだ。
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それは、平成28年11月補正予算概案で、クリーンセンター運転管理委託料(債務負担行為・H28-H44で94億1200万円)が計上された。15~16年間の運転管理費であり、年間5億8800万円強となる。受注すれば美味しい仕事である。地元としても熱を帯びるかと思ったら、逆に冷えた言葉が返ってきた。
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もう、受注するところが決まっていますよ。と、、、、。
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つづく
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