九州防衛局・崎辺土壌改良:地元有力者に2千万円!

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この裏金・誰が払うのか!
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工法指定・CI-CMC方式の不動テトラ!
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昨日から始まった、「九州防衛局発注の崎辺地区土壌改良工事の記事」で不動テトラのCI-CMC工法が防衛省の指定工法として、パシフィックコンサルタントが設計した図面の中に堂々と1社指定の工法として書かれている。
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その片鱗的図面があるので掲載する。数字が読めないところは本紙がカラー数字を入れているのでご覧いただきたい。
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何が問題なのかは、土木業界の方々なら十分ご承知のはず。同等工法がなかったり、特殊地盤で施工実績が1社だけだったりと言うのなら納得がいくが、指定された「深層混合処理深さ20m以上でセメントスラリー系で噴射式の2軸」、杭径1600mmなら、小野田系、ライト工業系、日本基礎技術系など多種あり、短軸なら無数にあるともいえる。
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その中でなぜ2軸の不動テトラだけが工法指定されたのかは、各社に天下りした国交省OBの上下関係の中で、防衛省では専門外の地盤改良と言う工事で、国交省が道路工事での採用が多いと決めてかかったのである。防衛省の専門外技術で国交省に技術論を仕掛けても太刀打ちできないし、辺野古埋め立て工事では防衛省技術でなく国交省の技術支援を受けるため技官が調達部に入省している。
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もともと不動テトラは政治銘柄で、このような仕込みは得意である。このような仕込みは談合ではないが、関係者への金のばらまきは当然出てくる。崎辺地盤改良では、防衛省九州防衛局の担当部は、地元有力者を怒らせるなとゼネコンに念押ししており、不動テトラは地元有力者に領収書の要らぬカネ2000万円を納めるという。
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これだけの裏金を出せるほど、この不動テトラのCI-CMC工法は儲かるようだ。この工法は専門業者なら従来の工法に改良を加えて特許を取ってゆくし、毎年のように新技術として国交省に登録されている。
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工期と施工費を比べたなら、CI-CMCより従来工法の単軸でも十分対処できるというのがゼネコン各社の共通した意見である。
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つづく
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