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関西環境建設は説明の義務がある!
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ダイオキシン焼却灰の一連の報道で、組合代表の田中理事長は「騙された」という発言をしていたが、本当の被害者は誰で、本当の加害者は誰なのか。
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埋立処分をした㈱環境保全センターは無言のまま。何がどうなろうが、コンクリート固化をしたのは関西環境建設㈱なのだが、どのような工程で加工したのかは一切不明だ。
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7月7日の不法処理が判明して以来、ダイオキシン灰が環境建設に持ち込まれてから、セメント固化処理をしたというが、持ち込まれた際のドラム缶は「黄色い缶」であったのか。
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あるいは環境保全センターに積まれてあった様々な色の間に詰められたのか、環境建設に持ち込まれた時には「詰め替えて持ってきたのか」否か、説明が一切ない。
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セメント固化をしたなら、ダイオキシンが溶出していないと言っていたようだが、それなら当面慌てて引き上げることもないだろうし、環境建設もその点は強調するべきだろう。元々、この廃棄物の種類は何であったのか、ブローカー役の「環境テクノロジー」から、説明を受けていなかったのであろうか。怪しい廃棄物は受け入れ前に置場確認やサンプル確認をするのが常識。その時点で、出所不明な廃棄物は断るのが業界常識である。
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神戸市は巻き込まれるのを恐れ、組合にダイオキシン灰を持って帰れと迫っている。組合は10日までに引き上げると準備を始めた。今のところ、関連各行政は、産業廃棄物違法処理について告発するのか、不問に付すのか様子眺めだ。組合は持って帰っても、シートをかぶせて保管するだけ。安全性はお粗末監理としか言いようがない。
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関西環境建設で163本(29t)のドラム缶に入っていたダイオキシン灰のセメント固化処理の際、他の産業廃棄物と同一行程上で処理したのか、他の廃棄物とは別工程で処理したのか。処理が別扱いなら「ドラム缶の中身を知っていた」ことになり、他の廃棄物と同一処理をしていたのなら「知らなかった」ともいえる。その時は他の廃棄物に「ダイオキシン灰が混入した」ことにある。ダイオキシン濃度の濃淡は別問題だ。セメント固化と言うがダイオキシン灰にセメントを混ぜただけなのか、水溶性セメントに混ぜ固形化したのか。固形化したのなら、サイズはどの程度の大きさなのか。疑問は尽きない。
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次に、関西環境建設に運び込まれたドラム缶163本は、今、どこにあるのか。当初報道された時は、環境保全センター工場の入り口に山のように積まれていたドラム缶がTVに出ていたが、色が各種あり「ダイオキシンのドラム缶なのか、第三者にはわかりにくい。環境建設に運び込まれた時は黄色のドラム缶でも、保全センターに運び込まれた時にはドラム缶は別物を使っていた可能性もある。
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いづれにしても、関西環境建設や環境保全センターは「説明の義務がある」はずだ。何処から見ても、善意の第三者とは判断しにくいのだが、、、。
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さて、いつ誰が、本当のことを言うのか、百条委員会が始まったが真相が解明されるとは限らない。究極的には、産廃不法投棄で告発がなければ「真相は藪の中」ということになりかねない。
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