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議員も首長も選挙民の代弁者か!
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鹿児島知事三反園氏・原発「停止」主張!
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鹿児島県知事選は7月10日、投開票され、元テレビ朝日コメンテーターで無所属の新人・三反園みたぞの訓さとし氏(58)が、4選を目指した無所属の現職・伊藤祐一郎氏(68)を破り、初当選した。
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7月10日の鹿児島県知事選で九州電力川内原子力発電所(鹿児島県)の停止を主張する新人の三反園訓氏が初当選を果たしたことで、川内原発の稼働継続は不透明な情勢になった。国内で唯一運転する川内1、2号機が止まれば、原発を基幹電源と位置づける政府のエネルギー政策にも逆風となる。
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当選を決めた三反園氏は同日夜、鹿児島市内で記者団に対し、国内で唯一稼働する九州電力川内せんだい原子力発電所(鹿児島県薩摩川内市)について、「熊本地震を受け、停止して再検査すべきではないか。安全性が確保されない原発を動かすわけにはいかない」と述べた。知事に原発を停止する法的権限はないが、今後の九電の対応が注目される。
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選挙では、伊藤県政3期12年の評価が最大の争点になった。三反園氏は県政刷新を掲げ、共産党系新人との候補一本化を経て出馬。民進、社民両党県連の支援も受け、無党派層や自民党支持層にも食い込んだ。伊藤氏は自民、公明両党県議団などの推薦を受けたが、及ばなかった。投票率は56・77%(前回43・85%)。
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当選までの言葉と当選後の言動がころりと変わるのが当選者の言動。自己の主義主張を押し通そうとする権力者に変貌するものが多い。正常な精神でいても、逆らうものが周囲にいなければ、自分の持つ権力は大きいと実感したとき、その人間は大きなカーブを描いて公約とは違う方向へと走り出す。
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有権者や国民はブレーキをかけることはできない。そのためにチエック機能の議会があるが、利得を狙う両者の利害が一致するとチエック機能も麻痺してしまう。
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三反園氏は選挙戦で「九州電力川内原発を停止して、点検するよう九州電力に申し入れる」という公約を掲げていた。報道陣が原発の質問を始めると、「もうちょっと待って下さい。答えられない」と話すにとどまり、各政党への支援要請や支援者へのあいさつ回りに向かうと説明して足早に事務所を出発した。
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現実と自己主張のギャップを埋めれるのか、遊離したまま県政のかじを取ってゆくのか、、、。
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