習政権:軍部の粛清・まだ未完なのか!

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元空軍高官・田修思を連行!
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一党支配の正当性訴え!
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中国軍のニュースサイト「中国軍網」は6月9日、田修思・元空軍上将(元空軍共産党委員会書記)が厳重な規律違反の疑いで取り調べを受けていると報じた。習近平指導部になって以降、軍制服組トップの党中央軍事委副主席だった徐才厚氏と郭伯雄氏らに続く、軍元高官の摘発となった。
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中国軍網によると、田氏は主に新疆ウイグル自治区で軍歴を重ね、成都軍区党委書記、空軍党委書記などの要職を歴任してきた。
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中国のニュースサイト「財新網」が軍関係者の情報として伝えたところによると、田氏は5日、収賄容疑で摘発された郭氏の事案の関連で、軍規律検査部門に連行されたとみられる。
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習国家主席は7月1日の共産党創立95周年の重要講話で、今後も長期にわたり腐敗行為を徹底的に取り締まると宣言していた。
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北京の人民大会堂で創立95周年の記念式典で、習近平総書記(国家主席)が演説し、指導部が唱える「中華民族の偉大な復興」のスローガンを改めて強調した。さらに「共産党が人民を指導して社会主義の道を歩むのは正しいことで、堅持せねばならない」と語り、一党支配の正当性を訴えた。
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共産党は創立100周年の2021年までに、依然として残る貧困問題を解決し、中国全体が「小康(ややゆとりのある)社会」を実現する目標を掲げる。習総書記は目標達成のため、共産党が今後も経済の発展や社会の安定を主導すると宣言した。
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党機関紙の人民日報は1日、95周年を祝う社説を一面に載せた。党が日中戦争や1978年からの改革開放政策で果たした役割を総括したうえで「共産党があってこそ、中国は救われ、発展できる」と結論づけた。
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