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議員にも中国のゴマすりばかりでなかった!
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英与党保守党の議員がまとめた中国の人権侵害の歴史を痛烈に批判する報告書は、同党
幹部が「黄金時代」だと歓迎した英中関係に焦点を当てた。
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英国と中国は経済面の結びつきを強めていた。2015年9月に訪中したオズボーン英財務相は「両国関係は黄金時代に突入した」と述べた。
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先週の国民投票でEU離脱派が勝利したことで保守党内に亀裂が生じる中、オズボーン英財務相が推進する親中政策に対する異議が公然と唱えられた。
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報告書には「英国が重要な関係を築こうとするどんな国でも、その国が人権や法の原則を尊重しない場合にこれを認識しながら異議を唱えないのは、英国や他国の利益にならない」とある。
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「英国と中国の関係において、英国は中国の国民の味方であることを明確にしておかなければならない」
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保守党の人権委員会がインタビューした証言者は、中国の(人権に関する)状況は習近平国家主席が権力の集中を試みた2013~16年にかけて悪化したと話した。この間に、弁護士数百人が身柄を拘束され、本土のメディアへの取り締まりが強化され、香港で抗議デモが起こり、さらに、香港の書店関係者数名が販売した書籍を巡り中国で身柄を拘束された。
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北京外国語大学の謝韜(シエ・タオ)政治学教授は「この報告書が出されたタイミングは最悪だ」とした上で、「現在中国はEU離脱派の勝利を受けて英国に同情的になっているが、この報告書で世論が反英に転じる可能性がある」と示唆した。
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中国共産党は、外国が中国の人権侵害の歴史を批判するのは、同国を弱体化させ分断しようとする試みだと捉えることが多い。だが、人権委員会は、拘束されている一部の個人の解放やメディアやインターネットの検閲を際立たせる上で、国際的な圧力がこれまで有効だったということを耳にしている。
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この報告書は、中国との「特別な関係」を求め、英国に中国の投資を呼び込もうとしてきた保守党にとっての決別だ。オズボーン氏はとりわけ北部イングランドに直接投資を呼び込むことに熱心だ。
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同氏は昨年、中央アジアとの国境に近い、民族間の緊張が高まる新疆ウイグル自治区を訪れて英国への投資を呼びかけた。同氏が到着したちょうど1年前、同地区では最も著名な学者が国家分裂罪で無期懲役の判決を受けている。
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保守党の人権委員会は英政府に対し「あらゆる適切な機会を利用して人権問題への懸念を表明する」よう促しており、それは「公的、私的な立場を問わず」行うべきだとしてい
る。
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