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羽田空港・2件!
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福岡空港・2件!
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松山空港・1件!
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東亜建設工業が羽田空港C滑走路の地盤改良工事でデータを改ざんしていた問題で、同社は5月13日、羽田空港H誘導路や福岡空港、松山空港の計4件の地盤改良工事でも、液状化を防止する薬液のデータなどを改ざんし、国土交通省に虚偽報告をしていたと発表。
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羽田空港C滑走路の地盤改良工事は、大地震の際の液状化を防止する目的だった。必要な薬液を設計の5.4%しか注入しなかったのに、仕様通り施工したように薬液などのデータを改ざんし、国土交通省に虚偽報告していた。
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東亜建設工業(東京都新宿区)が、羽田空港滑走路の液状化を防ぐための地盤改良工事で施工データを改ざんしていた問題で、同社は13日、福岡空港(福岡市)と松山空港(松山市)でも同様の不正があったと公表した。国土交通省によると、通常の発着に問題はないが、地震の際に液状化の恐れがあるという。同省は他の工事で不正がないか報告を指示した。
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同社によると、3空港とも2008年に開発した工法で施工され、いずれの不正にも開発を担当した本社社員が関与。施工データを改ざんし、設計通り完成したと虚偽報告していた。
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同社は08年9月以降、同じ工法で他に、国発注の港湾工事14件、民間の26件を請け負っており、不正がなかったか調べている。
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13日記者会見した松尾正臣社長は「ざんきの念に堪えない」と陳謝し、社内調査を急ぐ考えを示した。同社長は5月末で相談役に退く。
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施工を始めて約1週間で滑走路のひび割れや隆起が発生し、同社が国交省に報告したという。完成検査を行っていたが偽装を見抜けず、同省幹部は「検査方法の見直しも検討する」と話した。
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同工事では地盤を固める薬液の注入が必要だが、福岡空港の滑走路工事2件(14年6月~16年5月)で、注入量が計画の約38~43%、松山空港の誘導路工事(14年9月~15年3月)では約52%だった。羽田空港でも新たな不正が見つかり、誘導路工事(14年1月~15年3月)で約45%だった。
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福岡空港の工事では、九州支店の課長クラスが施工不良を把握し、改ざんを指示していたという。福岡、松山空港とも航空機の利用に問題はないとみられるが、国交省は実態を調べた上で、同社に対する営業停止などの処分を検討する。
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