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跡地は何になるのか!
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築地市場移転後には既存施設の解体が本格化する。
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16年度発注の解体工事として
・「築地市場(28)建物解体工事(第1工区)」(12棟総延約2万0200㎡)、
・「同(第2工区)」(18棟総延べ約4万2700㎡)、
・「同(第3工区)」(22棟総延べ約5万5800㎡)、
・「同(第4工区)」(13棟総延べ約5万7700㎡)の4工区に分割。
ひき家・解体を対象工種に、6月中旬には財務局が一般競争入札で発注する予定。工期はいずれも18年3月上旬までを見込む。
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全体では、築地市場内建物全142棟、木造・S・RC・SRC造総延べ約31万3000㎡が解体対象となる。アスベストの撤去も予定している。対象地にある構台、桟橋、仮設道路、共同溝、下水管などの土木構造物も撤去する予定。解体工事の設計は、大誠建築設計事務所が担当。
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同跡地をめぐっては、中央区の矢田美英区長が「マンションやオフィスではなく、スポーツ施設やテーマパークなどのにぎわいを生む開発にしてほしい」との考えを表明。区として独自の開発構想をまとめている。また、大手ディベロッパーの中には、野球場やサッカー場などのスポーツ施設と大規模商業施設からなる跡地利用を独自に検討している企業もある。さらに複数の大手企業から「単にビルを建てるというのではなく、大きなまちづくりのデザインを描かなければいけない」「現時点で跡地は4000億から5000億と試算している」といった声も聞かれるなど、今後の都の動向に高い関心を示している。
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