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ワクチン200万本を無許可販売!
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1年前から調べていても・発表せず!
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新華社通信によれば、数千万ドル(数十億円)相当のワクチンが、違法かつ不適切に保管、輸送、販売されていた。これら多くのワクチンは有効期限が切れていたという。
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主犯格とみられるのは東部・山東省出身の母娘。
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医薬品規制当局の発言を報じている中国の有力経済誌「財経」によれば、この母娘は小児と成人用のポリオや狂犬病、B型肝炎、インフルエンザなどのワクチンを違法に販売していたという。
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週末、山東省食品薬品監督管理局はこの母娘にワクチンを供給していた業者107社と、母娘の顧客だった全国の小売業者193社を特定した。
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母娘が逮捕されたのは2015年4月だったにもかかわらず、当局が1年近くたった今月になってようやく事件を公表したことから、国民からは怒りの声が相次いでいる。
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世界保健機関(WHO)は、有効期限が切れ、不適切な方法で保管されていたワクチンの主な危険性は、それが直接的な害を及ぼすことよりも、予防効果を果たさないことにあると指摘している。
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違法販売されたワクチンなどは、およそ200万本が 違法に販売されていたことがわかりました。ずさんな環境で 管理されていたものが多く、社会的な不安が広がっている。
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薄暗い倉庫に雑然と積まれた箱。中に入っているのは、医療用のワクチン。
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この事件に関わったとして今週、さらに37人が拘束され、2010年からの5年間でインフルエンザや水ぼうそうのワクチンなど、25種類、およそ200万本が、全国で販売されていたことが明らかになったのです。当局は、「ワクチン自体は違法に製造されたものではない」としていますが、使用期限が切れているものも多かったという。
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製薬業界関係者は、使用期限内だったとしても、適切な温度や環境で保存をしないと、効果が失われたり、副作用が出る危険性があるとしています。
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「予防接種を行っている北京市内の保健施設です。小さな子どもを持つ親たちの間には不安が広がっています」(記者)
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「子どもにワクチンを打つのが怖い。政府にはきちんと調査してほしい」(北京市民)
「すごく心配。この前も打ったけど、ちゃんと効き目があるのか不安」(北京市民)
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取引額は日本円でおよそ100億円で、中国各地でおよそ300人が関与したとされるこの事件。当局は、問題のワクチンによる被害は今のところ出ていないとしていますが、発端となった親子の逮捕から情報公開まで1年近くもかかったことなどから、当局に対する不信感が高まっている。
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