豪・次期潜水艦:フランスが企業代表団派遣!

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2016年経済成長率予想・1.4%未満!
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3月14日、フランスはここ20年ほどで最大となる企業の代表団をオーストラリアに派遣した。オーストラリアの次期潜水艦導入計画で、受注獲得に向け豪政府や企業に同国の提案をアピールする。
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エアバス、BNPパリバ、タレスなどの企業幹部は3月15日にキャンベラを訪れ、豪政府や企業幹部などとの会合を予定。
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豪政府は、老朽化が進むコリンズ級潜水艦と入れ替えるため、新型潜水艦の建造を計画。

建造やメンテナンスをなどを合わせ、総額500億豪ドル相当の大型契約となる。日本、ドイツ、フランスの3カ国が受注を競う。豪政府は数カ月以内に共同開発相手を決定する方針。
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ロイターは1月下旬、受注競争は日本とフランスが優位に立ちつつある、と伝えた。豪国防省の選定プロセスを知る複数の関係者によると、既存艦を大型化するドイツの提案は技術的なリスクが大きいとして、支持を失いかけているという。
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フランス銀行(中央銀行)のビルロワドガロー総裁は15日、ラジオ番組で、2016年の国内成長率は1.4%未満になるとの見方を示した。
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同総裁は「欧州中央銀行(ECB)はユーロ圏の成長率を1.4%に引き下げたが、フランスの成長率はそれを若干下回る」と語った。
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エコノミストによると、多くの若年層が労働市場に参入してくることを踏まえると、高水準の失業率を継続的に引き下げるためには最低でも1.5%の成長が必要になる。
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豪で生産するにしても4兆2000億円となると関連装備品や汎用部品、特殊品など輸出品も多くが望める。財政に好影響を与えることは明白だ。
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日本もフランスも受注のためにどんな条件をだし、オーストラリアのどんな条件を飲むのか、今年中盤の答えが気になる。
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