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1等地確保・日本調剤!
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2等地確保・今井薬局!
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JA茨城県厚生連の新土浦協同病院が土浦市の外れでJFE商事が開発したおおつ野の一角で従来は公園予定地と言われていた沖宿町の一角に、鹿島建設の施工で完成し3月1日には新病院が開院する。
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新興住宅であるため、新病院の周りには調剤薬局は無く、何処の調剤チエーンで何店舗が開業し、陣取りはどうなるのか成り行きが注目されていたが、ようやく新店舗メンバーが判明した。
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特に注目されるのは、店舗1等地、2等地は地元なのか、大手調剤なのか噂は出ていても確定的な資料等が手に入らず、記事に出来ずにいたが、開店間際の今の時期ならUターンできないだろうと判断し、記事掲載に踏み切った。
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1等地は日本調剤、2等地は今川薬局おおつ野店、3、4等地は南山堂薬局と山口薬局が従前の権利者として出店している。
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これ以外は、客足が途絶えるような病院の外れに追いやられているのは、利権構想に参加できなかったか、弾かれた薬局であることがわかる。
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土浦協同病院の処方箋の発行枚数は従来通りの見込みなら来院数1300人、処方箋は900枚である。1等地、2等地の調剤薬局に70%は行くであろうから、病院側のお墨付きを手に入れるか否かではこれから先、天国と地獄の違いが出てくる。
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日本調剤が1等地を確保できたことで、子会社の日本ジェネリック医薬品㈱(工場・茨城県つくば市筑波北部工業団地)で製造しているジェネリック医薬品を新病院にも採用してもらえるメリットもある。
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2015年に工場拡充も終わり、従来の10億錠に加え新工場で23億錠の薬品製造が可能となるため、36億錠となる。製造医薬品目も560品以上となり、単なる調剤薬局とは言えなくなる。
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2月10日に「2016年度診療報酬改定」が発表され、服薬情報が一元的に管理され、薬では「かかりつけ薬剤師」医者では「かかりつけ医」に対する報酬規定が変更された。
医薬品販売から医療総合へと転ずるためには、メーカーであり、人材派遣も視野に三菱商事と手を組み医療モールにも進出し始めた。
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病院の移転新築で門前薬局の1等地を手に入れ、自社のジェネリック医薬品を販売できるなら出店経費は高くても採算は合う。
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次回から、新土浦協同病院の何処に出店できたのか、どのような細工をして出店を確保で出来たのか資料を提示し、掲載する。
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つづく