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グレーな間は良いのだが!
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ダークなら・結果を報告!
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産業廃棄物に関係する収集運搬、中間処理、再生処理、最終処分の各業者は自社がどれだけ適正に処理をしているかホームページ上で懇切丁寧に説明だけはしている。
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図上の説明通りいかないのが産廃であって、産廃の発生元が民家ならあまり問題にならないだろうが、古いビルであったり、工場であったり(製造品目によっては化学薬品を使用)、病院であったりと多種多様な廃棄物が発生する。
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鉄など金属、コンクリート、電線、壁床材、内装木下地材、什器備品など大きなものは処理できるが、内装、塩ビ配管など建築廃材は最後には土砂交じりとなり混合廃棄物となる。それらの物は選別も困難になり時間と金もかかるので管理型処分場で埋立される。
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産業廃棄物に対し、一般家庭から出る「生活ごみや生ごみ」などは一般廃棄物と言われ、会社などから出る類似廃棄物は事業系廃棄物とされる。
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現在のような分別が徹底している時代は別として、数年前までは廃棄物も併せて処理されることが許される「併せ産業業廃棄物処理」が行われてきたが、大都市や政令都市では順次規制され、産業廃棄物の混入した一般廃棄物や事業系廃棄物は、市の焼却場では点検を受け搬入拒否も出ている。
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京都市の一廃、事業系の取扱う収集業者の組合として「京都環境事業協同組合」がある。この組合は、京都市内の事業所から出る「ごみ」を収集し、運搬、処理をする業者の組合で組合員は83社である。
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組合は京都市南区にあり、理事長は㈲パッカーズの新川社長で、京都市の許可車両198台が毎日稼働している。
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事業系ごみの処理手数料は平成26年4月より100kgあたり1000円京都市へ支払っている。排出者は許可業者とごみ内容などにより収運費を含め契約している。
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京都市内のごみを京都市の焼却場で焼却処分をするのだが、前者が京都市内に本社を構えているわけでもない。市外業者は26社もあり、大阪など他府県業者も8社ほどある。
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最近聞こえてくるのが、隠れて併せ産廃処理のような産業廃棄物を混入させている業者がいるようなので、京都政経調査会で調べて欲しいという要望である。現在のところ、間違いなくいるとも、居ないとも何とも分からないが、出てきた情報は一廃業者からであることには間違いない。
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調査に本腰を入れることにした。
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