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搬出された5000トン!
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各地で拡散し所在も不明に!
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東京電力福島第一原発の事故で出た放射性物質を含む大量の木くずが3年前に高島市で不法投棄された事件をめぐり検察庁が市民団体に捜査資料を開示し、およそ5000トンの木くずが、少なくともあわせて5つの県に搬出されていたことがわかった。
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3年前、高島市の河川敷に放射性物質を含む大量の木くずが不法投棄され、市民団体の代表が有罪判決が確定した業者が国内各地に運んだとされる木くずの捜査資料を開示するよう求めていた。
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最高裁判所は去年12月、風評被害などに配慮して木くずが運ばれた市町村名や関わった業者名を伏せて開示するよう命じ、市民団体は、大津地方検察庁が2月5日捜査報告書を開示したという。
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報告書によると、福島県から搬出された5000トンほどの木くずが滋賀のほか茨城、栃木、山梨、それに鹿児島の少なくともあわせて5県に12のルートで運ばれ、その間、埼玉、千葉、群馬の業者が運搬などに関わっていたことがわかった。
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事件を巡っては、高島市から撤去された木くずが、前橋市にある産業廃棄物の処理施設に搬出されたことが別の市民団体の滋賀県への情報公開請求で明らかになっていました。
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京都大学元教授で市民団体の石田紀郎代表は「これまで搬出先がほとんど開示されないまま、各地で木くずが野ざらしになったり、土壌にまかれたりして放射性物質が拡散してしまった。経由地を含めて詳細が明らかになるようさらに取り組みたい」と話している。
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