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イランの増産が気になるところだ!
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ロシア政府は、世界の原油市場のバランスを取り戻すためには1バレルあたり45―50ドルの原油価格を許容する考えであることが、関係筋の話で分かった。
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ロシア、ベネズエラ、カタール、サウジアラビアの4カ国は2月、原油の過剰供給を解消するため、生産量を1月の水準で凍結することに合意。これを受けて主要産油国はドーハで会合を開き、2月の予備的な合意内容を確固としたものにする計画だ。
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関係筋は「協議は現在、生産凍結期間をどの程度にするか、合意内容をどう監視するかに移っている」と指摘。「市場バランスという観点からみれば45―50ドルの水準は許容範囲だ。価格が上昇すれば、シェールオイルの産出が回復し始めるだろう」との見方を示した。
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ロシアやベネズエラなどの産油国は、エネルギー収入への依存度が高い。世界の原油価格は2014年6月当時の115ドル超から現在40ドルを下回る水準に下落しており、ロシアなどの国家予算は危機に面している。
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関係筋はさらに、原油の生産凍結に向けた取引により需給のリバランスは半年程度早まるとの見通しを示した。
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ロシアの原油生産は前月、日量1091万バレルと30年ぶりの高水準となった。
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ロシア側としては、生産凍結の対象に新規プロジェクトは含めない意向だという
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